暁 〜小説投稿サイト〜
エネミーワールド
1章 平穏な生活に終止符
第四話「部として。」
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
…」

メル
「はい、どうしました?」

国語の教師
「君の成績を…」

メル
「ぁ、じゃあやめます。」

おぃ、ふざけんなァ!!何諦めてんだ!!なんだその顔?ムカつくぞ?何、諦めも時には肝心みたいな?僕は断じて認めないぞッ?

国語の教師
「じゃあシャイン君にマイナス10追加と…。」

シャイン
「…。それマジですか?」

国語の教師
「マジ。」

オワタ…。僕の国語は終わった。絶対に覆ることはないだろうな。このドが付くほどの外道な大人は生まれて初めてだよ。

国語の教師
「そんな顔するなって…所詮平常点だろう?」

シャイン
「その平常点なくしては僕、1になってしまうのですがね…。」

大げさかと思われるが、それほど僕の国語は酷いということだ。平常点を引かれてしまえば、僕の成績は限りなく1に等しくなるというわけだ。ちくしょう。努力でテスト頑張るしかないってことかよ。

メル
「まぁ話はその辺にしましょうよ。ともかく部としては部員を少しでも多くしなくてはならないので…」

シャイン
「どうせ僕でしょう?」

メル
「わかったら部員集めてきて。」

シャイン
「はいはい。」

なんてこった。全部僕に押し付けやがった。これってさ部活動って言えんの?人をパシリに使って…。

メル
「それでは本日の部活は終了ということで。」

国語の教師
「それじゃ私は帰るよ。」

シャイン
「ぇ、これで終わり?」

メル
「そうよ。」

顧問は僕らに構わずそのまま部屋を出た。正直、僕としては嬉しい。んなことはどうでもいいね。うん。

シャイン
「いや、他になんか…ないの?話合いならさ、もっと具体的にとか別の課題を持ち出すとかさ。」

メル
「何言ってるのよ。そんなこと自分で考えなさい。」

ハッハッハ…。本当に終わってるな。こりゃ酷い。期待もクソもないな。うん。改めて思った。

シャイン
「まぁ、テキトーにやればいいのね?」

メル
「殴るわよ?」

!? おかしい。何かがおかしい。なんでそうなるんだろう。僕…。

シャイン
「それじゃ、なんとか頑張ります。」

メル
「それでよし。」

ふ、ふざけんなァァァァッ!!
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ