1章 平穏な生活に終止符
第二話「バイバイ。僕の生活。」
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シャイン
「結局…寝れなかった。ぁぁ…頭が痛い…うぅ…。」
僕は気を和ませようとテレビをつける。だが…追い打ちをかけるように僕の脳に衝撃を与えた。
まず…時刻だ。あと一分で遅刻…。うん、これさ…僕…終わったよね…。
ここまではまだいい方だった。
ニュースはいつものように毎日報道される。この事についてだが…昨日、ねじ曲げた鉄柱が映し出されていた。しかもそれは監視カメラが捉えた動画である。幸い、能力を使った形跡はカメラを使ってでもばれなかったものの…その監視カメラは通り過ぎて行く僕を映していた。
そうか…落ち着きがなかったのはこれのせいか…。これ…終わったんじゃね?なんたって、通り過ぎると同時に折れてるんだからさ…。
シャイン
「は…はは…ははは…」
だがこれで終わるほど、この世は甘くない事を身を持って知らされる。
prrrrrrrrrrr…
電話…。嘘だろ…。これってもしかして…。
シャイン
「は…はは…ははははは…。」
や、やめるんだ!!その受話器を取るんじゃない!!
シャイン
「ははははは…。」
ガチャッ…。
シャイン
「ははは…はは…先生?ですよね…は、はい…。」
終わった。この日より僕の平穏な生活は打ち砕かれた。受話器を元に戻すと力が抜け、椅子にもたれかかった。
シャイン
「ぅ…ぅ…。」
その無残な姿を映し出すように目の前の鏡が僕を映す。
シャイン
「なんてザマだ…。学校いくか。」
涙目になりながら負け犬のように僕は玄関を出た。絶望と悲痛だけが満ちた地獄と化した学校へと僕は向かった。
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