1章 平穏な生活に終止符
第一話「終わる平穏な生活」
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ト
「…。ここで言うのもなんだけど…まぁそういうこと。」
大いに笑った。もしかしたら、こういう奴だからこそ僕は好きになったのかもしれない。しかし…いいのか?ここは廊下…しかも教室の目の前…。
先生
「帰るか?ん?」
シャイン
「ぁ…はい。帰らせてください。」
ということで僕らは5時限目にて早退させられた。
ハヤト
「はぁ…。しかしムカつきますね。本当に。」
シャイン
「うん…。僕もアレ嫌い。ところでさ、この後ゲーセン?とかどうよ?」
ハヤト
「すまないね。私は行けないよ。放棄してしまった科目の遅れを取り戻さなくちゃならないからね。」
シャイン
「うん。わかったよ。それにしてもやるなぁー。今日の残りの科目って言ったら、国語と英語だよね。よく勉強…」
ハヤトは「英語」という単語を耳にした途端、眉がピクリと動いた。
ハヤト
「それは…本当なのかい?」
シャイン
「ん、ぁぁ。確かそうだったと思うけど…。」
ハヤト
「…。」
ハヤトは血相を変えて黙り込んでしまった。家に帰宅するまで黙り込んでしまっていた。
シャイン
「ここ、お前ん家だよな?んじゃあな。」
ハヤト
「…。ちょっと待ってくれ…。」
シャイン
「ん?」
呼びかけられて振り向くとハヤトから負のオーラ的な何かを感じ取れた。こ、これは…いつものあれか…。
ハヤト
「…英語ってどう思う?」
シャイン
「死んでほしい。」
単刀直入にそのまま言った後、僕とハヤトはいつの間にかハイタッチを交わしていた。そのあと、無事に別れを告げ、僕は一人帰宅していった。
シャイン
「なんだかんだ言ってやっぱりハヤトはいい奴だよなぁ。気の合う仲間がいるって最高だよなぁ〜。」
独り言をしているとふと頭によぎる。
気の合う仲間に秘密は合っていいものか…と。
僕はものすごい秘密を抱えている。異能者であることだ。話していいものなのか。いや、ここで打ち明けたら僕はどんな風に見られるんだろう…。いやいやいや…そんなことはない。親友なら受けいれてくれるはず…ありのままの自分を受けていれて…受け入れて…
シャイン
「ぁー!!もう??」
悩んだ末に叫んでしまった僕は浮いてしまっていた。周りの人たちは僕を変な風に見て僕を避けて見ている。
シャイン
「やっちまった。」
僕は顔を見られたくがないために光速で走り抜けた。その時まで僕は変な風に見られていたんだろうな。と思うとゾッとする。忘れよう。うん。忘れてしまえ。
シャイン
「人目を避けなくちゃならないなんて…ぁー。ホントに僕…なにしてんだか。ん?」
メル
「じっー。」
う、嘘だ。み、見られた!?そ
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