プレイバック Part.1 その2
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アルス。
うん。コレが目的でさっき私に対して失礼な事を言ったのなら、今回は許してあげようと思います。
だっていい気味だし!
「こ、このガキぃ!(ツルッ!)あ、あぁぁぁぁ………(ぐちゃ!)」
勿論激怒したのはオバケのボス……
怒りにまかせて立ち上がると、暗くて見えなかったのか自らの落とし穴に落ちて行く……
「お、おい! 親分が落ちてきたぞ!」
「何だって!?」
「親分、大丈夫ですか!?」
「おい、返事しねーぞ……」
「ま、まさか……」
「親分がやられた! 逃げろー!!」
(アルカパ)
全てが無事片付き、私達はスドー君を引き連れ町まで帰ってきた。
しかし朝日が既に昇っており、人々もその日の生活を開始していた。
当然だが入り口の兵士さんも働いており、私達は夜に外へ出て危ない事をしていたのがバレてしまいました。
アルスも戦闘を頑張ってくれれば、もっと早く帰ってくる事が出来ただろうけど……
まぁアルスのお陰でオバケのボスを簡単に倒せたから、その事は言わないでおきます。
結局、一番美味しいとこを持ってったのはアルスだからね。
ある程度お説教が終わった所で、直ぐに猫さんの下へ向かいます。
と言うのも、一旦家に帰ったら絶対にお母さんとパパスおじ様のお説教が待ってると思うの。
この点はアルスと意見が合いました。
だから時間を無駄にしない為、先に猫さんを救出し目的を達成させようと思います。
「お、お前達スゲーな……」
「あぁ本当にレヌール城のオバケを退治してくるなんて……」
例の小島には、悪ガキ二人が猫さんを連れて待ってました。
まさか本当にオバケを退治出来るとは思っておらず、心底驚いて居るみたい。
「そんな事は良いから、約束通り猫さんを渡してよ!」
目的を早く達成したいアルスは、些か焦り気味に猫さんを渡す様訴えます。
気持ちは解るけど落ち着いてほしいわ……
「あ゛ぁ!?」
だけど悪ガキには、アルスの言い方が気に入らなかったらしく、怒りを露わに威嚇してきます。
だけどその瞬間、僅かにスドー君が彼らを威嚇する様な動きをして牽制します。
「ふん……まぁいい。お前等も頑張ったみたいだし、この猫をやるよ!」
どうやらスドー君の威嚇に気付いた様で、動揺しながら猫さんを私達に渡してきました。
猫さんしか見てなかったアルスは気付いてないでしょうけど、完全にアルスの虜になってるスドー君です。
「良かったね猫さん!」
「さぁこんな奴等から離れて、あっちに行きましょう猫ちゃん」
猫さんを助け出したアルスは凄く嬉しそうだ。
私も勿論嬉しいが、スドー君が問題を起こす前に彼らから離れた方が賢明だと思い、アルスを家まで連れて行こうとしました……でも、
「でも変な猫
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