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少年は魔人になるようです
第74話 爆裂娘は巻き込まれるようです
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名って言えば―――」
ポンッ
「『災厄と共に来る真祖』のエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルだ。よぉく知っているな小娘。

あちらではまだまだ語り継がれているようだ。」


頭に誰かの手が乗った瞬間、ゾワァッ!と寒気が体中を駆け抜けた。後ろを振り向きたくない・・・

と思いつつも、勝手に顔が後ろに向いて行く。


「良い子は好きだぞ、アンナ・ココロウァ。」


ニィィッ、と歪められる頬。闇の中に浮かぶ月の様な瞳。その、禍々しい魔力―――!


「いぃやぁぁぁあああああああああああああっ!!食べられるううううううううううううううううううう!!」

「……誰も食わんよ。」

Side out


Side 愁磨

「………で?」

「もうここから出て行くって言ってんでしょ!さっさと出しなさいよ!」


エヴァ(大)に脅かされたアーニャが再び謁見の間に戻って来たかと思ったら、俺達がレジャーシートを広げて

飯を食ってる所にダイビング。床をバンバン叩いて催促してきた。

誰に頼んでいるか分かって―――ああ、認識阻害かけっぱだったか。


「誰と一緒に居たくないって?」

「だ・か・ら!『災厄と共に来る真祖』のエヴァンジェリンとよ!あんなのとなんで一緒にいられんのよ!」

「そりゃまぁ、その『災厄』だからさ。」

「はぁ!?何言ってんのよ!その『災厄』って言ったら、伝説も伝説、初代三大魔導士の時代を生きて、

史上最恐最悪って言われた愁磨・P・S………おり、はら………!?」

「イエス・アイアム!!」

「に、に、ニャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!

出たぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


俺が認識阻害を解くと、今までの勢いは何処へやら。いや、更に勢いを増して逃げ去った。

・・・まぁ、村にいた頃散々苛めたし、その頃から怖がられてたからな。

フレンドリーに接してても怖がられるって、俺どんだけ悪い奴なんだよ。・・・ああ、『災厄』でしたね。


「でもさぁ、ノワール。」

「ええ、シュウ。逃げるあの子を見ていると………。」

「「苛めたくなるよなぁ!(わよねぇ!)アーッハハハハハハハハハハハハハハ!!」」

「いぃぃぃぃいいぃいやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

………
……


「ひぐっ!あぅ、ふえぇぇ………!あんなのよぉ、あいつらぁ………」

「ど、どーどー。大丈夫だよアーニャちゃん。あの人達怖いですけど、いい人ですよー。」

「いい人じゃないわよぉ〜〜
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