拠点フェイズ 3
拠点フェイズ 馬正 関羽 張飛 趙雲
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…
「ともかく、梁州の状態が落ち着くまでは誰とも寝る気はない。わかったな」
「……ふむ。それでは私の忠誠が示せませぬな……」
「忠誠を示すなら仕事で示してくれ。俺は星を武将して招いたのであって、愛人として招いたんじゃないぞ」
「愛人………………ふむ」
俺の言葉にちょっと驚いた星が、何やら思案気になる。
ん?
何か俺、変なこと言ったか?
「分かりました。今まで以上に仕事に精を出しましょう。さあ、主。急いで城に行きませぬと」
「へ? あ、ああ……」
なんだろう。
急に星が勤勉になりはじめた。
……なんとなく、地雷を踏んだ気がするのは、気のせいだと思いたい。
―― 趙雲 side 夜 ――
「というわけで……主の奥手をどうにかするために、皆にも力を貸してもらいたい」
「やります!」
「……ぜひ」
「わわ、私もやるよー!」
「はにゃ? 奥手って?」
「せ、せせせせせせ星っ! 鈴々までいるのに、貴様は何を言うか!」
はっはっは!
愛紗よ、何をそんなに慌てておるのだ。
鈴々とて、すでに年頃。
こういうことの一つも覚えていかねばならん。
「愛紗……考えてもみよ。これだけの見目麗しい女性に囲まれているにもかかわらず、主は全く手を出そうとしない。内心、お主も感じているのではないか? 自分は、それほど魅力がないのだろうか、と」
「な、ななななななななななななななななななななななななななな」
顔が釜茹でになった猿のようになっているぞ、愛紗。
口をパクパクと開けて、そんなに興奮するな。
「誰のせいだ! じゃない。そ、そんなこと、主に限って……」
「わかる。わかるぞ、愛紗……女として、惚れた男子に触れてほしい、抱いてほしい。でも、恥ずかしいから口に出せない、その乙女心……愛紗ちゃん、かーわーい−いー♪(アニメ声)」
「○?▲■@*|&%$……」
「あ、翠ちゃん語だ」
桃香様、その方は誰ですかな?
「こほん。それに、私がこうも誘惑しても一向になびこうとしないのは……もしや、主の趣向にあわぬのではないかと思うてな」
「しゅこう?」
「好みです。つまり……主は、特殊な性癖を持っているのではないかと」
「特殊な……は、はわ!」
「そ、それはもしかして、やお……あわわ」
おや?
幼女二人が、急に興奮し始めた。
何を考えているかはわからぬが……若干、腐ったような眼をしておるのは気のせいであろうか?
「星ー? 特殊なせいへきって、なんなのだ?」
「うむ。例えば胸が小さいほうが好きだとか」
「はわ!? 小さい胸、大勝利!?」
「あわわ……やったっ」
「ぺちゃんこの方が、お兄ちゃん喜ぶ
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