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真・恋姫無双 矛盾の真実 最強の矛と無敵の盾
拠点フェイズ 3
拠点フェイズ 馬正 関羽 張飛 趙雲
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へと戻ろうとする途中、大通りの居酒屋のようなところで昼間から飲んだくれている不良武将を見つけたので、ちょっとお灸を据えようと思います。

「……み〜んな仕事をしているのに、君はなにをしているのかな?」
「酒をかっくらっておりますが、何か?」
「仕事は?」
「…………………………おお、もうこんな時間でしたか。いやはや、移動には時間がかかるものですなぁ」

 意訳すると……仕事の合間に、一杯飲んでいました。
 まったく……

「どこの公園でサボるサラリーマンのおっちゃんだよ……この後の予定は?」
「兵の調練の報告と、見廻りの報告だけですな」
「だから、一服ついでに飲んでいたと……やはり仕事増やそうかな」
「……主。私に何か恨みがあるというのですか?」

 恨み……?
 ああ、思い出した。

「……そうだな。とりあえずどこかの人に、桃香や愛紗や鈴々まで手篭めにしているとか吹聴されたな。あと、朱里と雛里は俺の下僕で、何でも言うことを聞くように躾けたとか……」
「……アー、オサケガオイシイデスナ」
「仕事を愛人たちに任せて、自分は諸国漫遊して新しい女探しをしていたとか、別の領地にまだ見ぬ女性を囲っている……そんな噂で、俺の服は卵と泥で汚れているんだが?」
「なんという不埒な噂でしょう! 主、私めがその不埒な噂を根絶するように周辺を回って――」
「噂の出処は、白い服を着て赤い穂先の槍を持つ、美人の武将様だそうだ。ちなみに最近武将になったばかりの人だという報告もあったな」
「いやあ……私の知らぬ美人の武将がおるとは。是非、名前を知らねばなりません。お教えくだされ」

 ……コイツめ。

「はあ……もういいよ。ともかく、仕事が増えるのは本当だ。一緒に城に来てくれ」
「……仕方ありませぬな。店主、お代は城にツケで――」
「趙子龍の名前でツケといてくれ。今後もな」
「あるじぃぃ……」
「情けない声出すな。不正を取り締まる側が今、不正をしてどうするんだ。風評被害って言葉を知らんのか」
「全く知りません」
「……………………」

 絶賛、俺がその被害を被りまくっているところだよ、こんちくしょうめ!

「……そういや星って、メンマが好きだって白蓮の処で聞いていたけど、実はメンマの旨い喰い方が――」
「なんですかそれははやく教えてくだされというか何をしておいでか主急いで城に戻りませぬか主」
「……息継ぎしろよ」

 嘆息しつつ、城へと戻るため歩き出す。
 星は、口笛を吹いて俺の横に着いてきた。
 やれやれ……

「ところで主、ちと真面目な話なのですが……」
「ん?」
「先日来、この梁州は武官が派遣されてきておりません。ですがその……桃香様が兵を率いてよろしいのでしょうか?」
「ああ……そのこ
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