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IS 〈インフィニット・ストラトス〉×トリコ 食を探求する夏の毒!
右目の欠損
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一夏は優奈の到着と同時に優奈と同行してきた医療部がGTロボによる襲撃によって怪我をした人と共に治療する為に、優奈が乗ってきたIGO保有船の医務室へと連行された。ジュラングは一夏を運ぶ際に目覚め、一夏を運ぶ役目をかって出て医務室へ付き添った、途中で優奈に事としだいを問いただされたが一夏が事情を話して優奈は呆れながらも了解し、ジュラングの同行を了承しジュラングの所属を空席だったIGONEO 第一研究開発所所長補佐として任命した。

が………

「それにしても片目が欠損するって予想以上ね、でもどうする?流石に医療部でも片目を再生させるなんて困難よ?今からクローン技術を応用したとしても片目が出来上がるのは数年かかるだろうし」

自食作用で一時的にエネルギーは得たといってもそれはあくまで非常手段。もう一夏にはエネルギーなど欠片もなかった。優奈は大急ぎで料理を拵えて一夏に食べさせていた。一夏は失ったエネルギーを取り戻す為に食うに食いまくっていた。その横で一夏の前に置かれているテーブルに次々と皿を置いたり、空になった皿をどけるジュラング。ジュラングは優奈の言葉を聞いてシュンと気を落としてしまった。幾ら自分が呪縛から解放される為とはいえ一夏に大ダメージを与えた上で右目を抉ったのだ、その罪悪感はとんでもないものなのだろう。そんなジュラングの頭を一夏は優しくだが、少し荒っぽく撫でた。

「お兄ちゃん………」

一夏の顔を見ると右目は空虚な穴を晒し、周囲には血糊が黒く固まっている、それを見る度にジュラングは心が苦しくなった。

「一々過ぎた事を気にしてるんじゃねぇよ。結果的にお前が自由になったんだから俺は後悔はない。俺は過去には余り興味はない、俺が見てるのは未来だ。それにな」

一夏はまるで太陽のような眩しい笑顔でジュラングにいった。

「俺の右目程度でこんな可愛い妹が出来たんだから損得で考えれば得なんだよ」
「お兄ちゃん……」
「やれやれ、そういう事だからもう気にしなくていいみたいよ?それに一夏の妹って事は私にとっても妹が出来たって事だし」
「優奈さん……はい!あっそうだお兄ちゃんはいお代わり!!」
「おう!サンキュな共夏(ともか)!」
「「と、共夏?」」

優奈とジュラングはいきなり一夏がジュラングの事を共夏と呼んだので不思議に思って復唱してしまった。

「そっ共夏、だってジュラングって美食會が付けた名前だろ?」
「ま、まあそうだけど…」
「だからさ、俺の妹として新しく名前が必要だと思ってさ。元々俺とお前は同じ存在、だから共に生きる一夏って感じで共夏って思いついたんだけど気に入らなかったか?」

ジュラングは何度も何度も共夏と口ずさみ、そして煌びやかな笑顔をしながら一夏に顔を向けた。

「とても気に入りました!これ
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