最強チーム!
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ロフの言葉を、ナツ達も聞いていた。
ティアの口が小さく弧を描く。
「しかし、明日を信じて踏み出せば、おのずと力は湧いてくる。強く生きようと笑っていける」
カゲヤマが震える。
マカロフはニッと笑みを浮かべ・・・。
「そんな笛に頼らなくても、な」
一言言い放った。
その言葉にカゲヤマは目を見開く。
(さすがだ・・・全てお見通しだったか・・・)
そして震え。
コト、と呪歌を手放した。
「・・・参りました」
そして、マカロフの前で膝をついたのだった。
「マスター!」
「じっちゃん!」
「おじーちゃん!」
「じーさん!」
それを見た一同は一斉にマスターに向かって駆けて行く。
ティアは1人、ゆっくりと歩いていた。
「ぬぉぉぉっ!?なぜこの6人がここに!?」
「さすがです!今の言葉、目頭が熱くなりました!」
「痛っ」
エルザがマカロフを抱き寄せるが、鎧を着ている為硬い。
「じっちゃんスゲェなァ!」
「うん!さすがおじーちゃん!」
「そう思うならぺチペチせんでくれい」
「一件落着だな」
「良かった良かった」
「ホラ・・・アンタ、医者行くわよ」
「よく解らないけどアンタも可愛いわ〜♪」
「まぁ・・・これで解ったでしょ?アンタも」
「?」
カゲヤマが不思議そうにティアを見上げる。
「ギルドは本来、どう在るべきかが」
ルーシィは「おぉっ!」と呟く。
そしてしばらく和やかなムードだったが、突如それを壊す声が響いてきた。
『カカカ・・・どいつもこいつも根性のねェ魔導士どもだ』
ナツとルーとマカロフが目を見開いて、声のする方を向く。
『もう我慢できん。ワシが自ら喰ってやろう』
笛から煙が出てきて、形を成していく。
「笛が喋ったわよっ!ハッピー!」
「あの煙・・・形になってく!」
そしてそこに現れたのは。
『貴様等の、魂をな・・・』
巨大な大木のような怪物だった。
「な!」
「怪物ー!」
「わぁ、びっくりしちゃった!」
「お前、驚いてるように見えねぇぞ」
「あら」
数名を除いて驚く一同。
「な、何だ!?こんなのは知らないぞ!」
「あらら・・・大変」
「こいつァゼレフ書の悪魔だ!」
突然現れた怪物に、封印を解いたカゲヤマもギルドマスターも驚きを隠せない。
それは定例会会場の中にいるギルドマスター達も同様だ。
「こりゃあ、ちとマズイのう」
「助太刀にゆくか」
「腰が痛いんじゃが・・・」
腰が痛いかはとりあえず置いておこう。
『腹が減って堪らん。貴様等の魂を喰わせてもらうぞ』
「何ーっ!」
「そんなー!
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ