暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
最強チーム!
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ロフの言葉を、ナツ達も聞いていた。
ティアの口が小さく弧を描く。

「しかし、明日を信じて踏み出せば、おのずと力は湧いてくる。強く生きようと笑っていける」

カゲヤマが震える。
マカロフはニッと笑みを浮かべ・・・。

「そんな笛に頼らなくても、な」

一言言い放った。
その言葉にカゲヤマは目を見開く。

(さすがだ・・・全てお見通しだったか・・・)

そして震え。





コト、と呪歌(ララバイ)を手放した。





「・・・参りました」

そして、マカロフの前で膝をついたのだった。

「マスター!」
「じっちゃん!」
「おじーちゃん!」
「じーさん!」

それを見た一同は一斉にマスターに向かって駆けて行く。
ティアは1人、ゆっくりと歩いていた。

「ぬぉぉぉっ!?なぜこの6人がここに!?」
「さすがです!今の言葉、目頭が熱くなりました!」
「痛っ」

エルザがマカロフを抱き寄せるが、鎧を着ている為硬い。

「じっちゃんスゲェなァ!」
「うん!さすがおじーちゃん!」
「そう思うならぺチペチせんでくれい」
「一件落着だな」
「良かった良かった」
「ホラ・・・アンタ、医者行くわよ」
「よく解らないけどアンタも可愛いわ〜♪」
「まぁ・・・これで解ったでしょ?アンタも」
「?」

カゲヤマが不思議そうにティアを見上げる。

「ギルドは本来、どう在るべきかが」

ルーシィは「おぉっ!」と呟く。
そしてしばらく和やかなムードだったが、突如それを壊す声が響いてきた。

『カカカ・・・どいつもこいつも根性のねェ魔導士どもだ』

ナツとルーとマカロフが目を見開いて、声のする方を向く。

『もう我慢できん。ワシが自ら喰ってやろう』

笛から煙が出てきて、形を成していく。

「笛が喋ったわよっ!ハッピー!」
「あの煙・・・形になってく!」

そしてそこに現れたのは。

『貴様等の、魂をな・・・』

巨大な大木のような怪物だった。

「な!」
「怪物ー!」
「わぁ、びっくりしちゃった!」
「お前、驚いてるように見えねぇぞ」
「あら」

数名を除いて驚く一同。

「な、何だ!?こんなのは知らないぞ!」
「あらら・・・大変」
「こいつァゼレフ書の悪魔だ!」

突然現れた怪物に、封印を解いたカゲヤマもギルドマスターも驚きを隠せない。
それは定例会会場の中にいるギルドマスター達も同様だ。

「こりゃあ、ちとマズイのう」
「助太刀にゆくか」
「腰が痛いんじゃが・・・」

腰が痛いかはとりあえず置いておこう。

『腹が減って堪らん。貴様等の魂を喰わせてもらうぞ』
「何ーっ!」
「そんなー!
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