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魔法少女リリカルなのはViVid〜英雄の意思を継ぎし子達
十三話〜予想外の出来事
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うなんですか」
私がヴィヴィオさんから説明を受けていると、不意にお父様が身構えた。
「パパ?」
「……誰か来る」
私もお父様の見ている方向を見るが、何も見えない。
だが、魔力は感じる。
「あのー、すみません。時空管理局ですが次元渡航者の方ですか?」
現れた人物はユーノ司書長だった。だが、小さい。ヴィヴィオさんと同い年位なのだ。
(ヴィヴィオ、アインハルト。私の話に合わせてくれ)
お父様から念話が飛んできたので頷いた。
「私は管理局の特殊部隊の者でな。極秘任務中に立ち寄っただけなのだ」
「そうなんですか?でしたらそちらのお二人は?」
「彼女らは任務で保護した。彼女らを安全に元の世界に帰すのも私の仕事だ。済まないが急ぎなのでな。これで失礼するよ」
「あ、ちょっと待ってくださーい!」
叫ぶ司書長を無視して私達を抱えて飛ぶお父様。
先程の場所とは違うビルに着地するとどこからともなく宝石のついた剣を取り出して一言呟く。
「
…Anfang
(
セット
)
」
すると周りの景色がぼやける。
「あの……これは?」
「簡易の結界だ。これで簡単には見つからん」
それだけを私に言うと話を続ける。
「これは私の推測だが……どうやらここは過去の海鳴のようだ」
「過去……一体どれくらいの?」
「少なくとも十年以上は前のはずだ」
ヴィヴィオさんはお父様と議論をしている。そんな中、私は……
「あの…」
「はい?なんですか?」
「本当に、ごめんなさい…!」
「へ?」
「私のせいで、こんなことになってしまって……」
落ち込む私を見たヴィヴィオさんは言う。
「そっ、そんな気にすることないですよ!!」
「そうだぞ。元はと言えばあのうっかり魔術師がいかんのだからな」
お父様の言っているうっかり魔術師と言う人のせいだ、と言って私を責めないでくれる二人。
その頃……
…………………………………………………………………
「ねえしろー?」
「なんだ?」
「ブルーからもらった宝石知らない?」
「知らないぞ」
「わかった〜。……どこいっちゃったのかしらね?ま、見つからないしもういいか!」
元凶の人物は以外と呑気だった。
…………………………………………………………………
まずは情報を集める事から始める、と言うお父様の発案により周囲の物等から年代を調べるところから始める。
情報収集の間は分散した方が効率がいいのでそれぞれが単独行動している。
「中々見つかりませんね、ティオ」
[にゃ]
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