魔法先生ネギま!
0404話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
リュボースの用意した飛行魚がオスティアへと向かっていく。
飛行魚から下りたあやか達と共にここまで運んできてくれた飛行魚の後ろ姿を見送ってから、改めてもう1隻の飛行魚へと目を向ける。
その姿は、まさに金魚としか言いようのない姿をしていた。
「へっへー。いいでしょ、私の才能の成果よん」
地上へと降りてきた早乙女が自慢気にそう言い放つ。
いや、実際に個人で飛行魚を保有したとかを考えれば大した物ではあるのだが……
「まぁ、それは置いといて」
「ちょっと、アクセル君。スルーしないでよぉっ!」
すがりついてくる早乙女を文字通りにスルーしてこっちのメンバーとの再会を喜び合っていたネギや神楽坂、近衛といったメンバーに声を掛ける。
「で、結局見つかっていないメンバーは綾瀬だけでいいのか?」
「その、夕映さん以外にもアーニャが……」
「アーニャ?」
その名前を呟き、すぐにそれが誰だったかを思い出す。ネギの幼馴染みだ。そう言えば確かにあの強制転移させられた時に俺達と一緒にいたな。
「ん? あの放送だと明石や佐々木の行方はまだ分からないみたいな事を言ってたが、その辺はどうなったんだ?」
「あ、その2人とはあれから連絡は取れたんだ。オスティアで合流する予定になってるからもう少し掛かるんじゃないかな」
「となると、綾瀬とアーニャ以外は全員揃ってる訳か。なら俺はともかく、お前がナギ・スプリングフィールド杯にわざわざ出る必要があるのか?」
その俺の質問に、顔を暗くして頷くネギ。
「うん。実はあの放送では伝えられなかったけど、亜子さん、アキラさん、夏美さんが奴隷にされてしまっていて……その解放に必要な金額を稼ぐ為にはナギ・スプリングフィールド杯で優勝するくらいしか思いつかなくて……」
「……夏美ちゃんが奴隷、ですって?」
ゾクリ。ネギの話を聞いていたのだろう。千鶴が得体の知れないプレッシャーを発しながらこちらへと近付いてくる。
尚、あやか、千鶴、美砂の3人も既に円と同様に年齢詐称薬の効果を消しているので既に幼女の姿ではなくなっていた。
「ネギ先生、ちょっと詳しい話を聞かせて貰えませんか?」
「え? ちょっ、那波さん!? アクセル君、アクセル君!」
「ヲホホホホホ。大丈夫ですよ、お話を聞くだけですので」
「じゃあ、その手に持ってる長ネギは何ですか!? っていうか、どこから出したんですかーーーーっ!」
悲痛な叫びを上げながら千鶴に引っ張られていくネギを見送りながら、その場にいる者達は皆合掌するしかなかった。
「で、ネギ君が連れて行かれたから代わりに私が話を進めるけど奴隷にされた3人を解放するには100万ドラクマが必要な訳よ」
ネギが連れて行かれると、それに変わって
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ