魔法先生ネギま!
0404話
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るほど……って、それが本命なら最初に言いなさいよね。でも、確かにそれならいける可能性は高いわね。アクセル個人の持ち物を売るのに比べたらあの3人も気にしないと思うし」
「まぁ、ギャンブルで手に入れた金だしな。……ただし、ここでも問題がまた1つ」
「何、また何か問題があるの?」
溜息を吐きながら先を促す神楽坂に、苦笑を浮かべつつも口を開く。
「誰が俺達に賭けるか、だ」
「何よ、そんなの私が……あ、そっか。賞金首」
自分で言ってて気が付いたのだろう、納得したように呟く。
何しろナギ・スプリングフィールド杯が開かれている以上このオスティアには腕利きが多く集まっているのだ。俺達が賞金首だと知られたらどうなるか想像するのはそう難しくない。
「かと言ってキズクモで俺達がやってたように年齢詐称薬で子供に変身して賭けるとなると、それこそ余計な奴等が群がってくる可能性がある」
実際、あやか達もキズクモではチンピラに絡まれていたしな。それで騒ぎになるのは賞金首としては避けたい所だ。
「つまり、賞金首とかじゃない一般人。それもチンピラとかに絡まれてもある程度の自衛が出来る人物に頼んで賭けて貰うのが一番な訳だが……」
一般人という意味ではリュボースも当てはまるのだが、自衛という点で疑問符が付く。そしてそういうのに最適な人物は……
目星を付けていた人物達にチラリと視線を向ける。
「え? 俺達!?」
そう、宮崎をここまで連れてきてくれたトレジャーハンターの4人組くらいしかいない訳だ。俺自身はまだ会ったばかりでその性格とかを余り知らないが、宮崎が懐いていたと考えるとその辺は問題が無い……と思う。
「あー……まぁ、話を聞いてしまった以上は手助けをしない訳にはいかないよなぁ……よろしくな、坊主。俺はクレイグって言って、こいつらを纏めてる」
「ああ。報酬に関してはネギが戻ってきたらそっちと話して決めてくれ」
……千鶴の長ネギをどうにかして戻って来られたら、だが。
「お話は決まったようですね。では、そろそろオスティアの方へと向かいませんか? 何しろ道中のトラブルがあったのでまだ大会の申請とかが行われていないんですよ。幸い性能の良い飛行魚はある事ですし」
「おねーさん、なかなかお目が高い! このグレートパル様号はお買い得だよ! ……いや、売らないけどね」
そんな早乙女の自慢話を聞きつつも、俺達は改めて合流を祝いながらオスティアへと向かうのだった。
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