第九章
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」
速水は答えた。
「何かあれば」
「左様ですか。ところで」
「はい」
ここでアンジェレッタは問いを変えてきた。
「貴方はこのローマにこの少女が間違いなくいると考えられていますね」
「他には思いつきません」
真摯な顔と声でそう述べた。実際にそれ以外は今の彼には考えがつかなかったのだ。
「何故なら事件の全てがこのローマで起こっているのですよね」
「その通りです」
「ならば。そうではないのでしょうか」
彼はそう答えた。
「やはりここにいると」
「確かにあの少女はこの街にいるでしょう」
アンジェレッタもそう見ていた。速水と同じ見解である。
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