10顔合わせとこれからの予定
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しかないけどな。
「ふむ。ハーレムか……面白そうだな。おい、私も数年後に混ぜろ」
「ちょっ」
「別に構わんではないか。ノイも独り身で寂しいのだろう」
ノイ先生が凄い事を言って来たけど、本人が言っても全然不思議じゃない言葉だ。女の子も大好きだしな。
「そうだぞ〜。ここ数ヶ月、シャルがいなくなっただけで寂しかったのだからな! まあ、エセルドレーダに洗脳されたとも言えるが。こいつときたら……ひたすらシャルの子供の頃からの録画映像を見てたからな」
「なっ!? そんなのがあるのか!」
「あるに決まっているだろう。私がノイに言って送らせていたからな」
「ふっ、あの部屋はどこかしこにでも偽装された監視カメラがあるからな」
「ちくしょう」
絶対消してやる。
「みたいです!」
「レインっ!!」
「じゃあ、皆で鑑賞会をするか」
「ちょっ!」
「エセルドレーダ、押さえろ!」
「はっ」
ノイ先生の命令に瞬時に行動したエセルドレーダが俺に抱きついて行動を阻害してきた。抜け出そうとしても、移動しようとしても出来ない。力の差がありすぎる。
「ちょ、マスターは俺だろ!」
「すいません、マスター。私はノイに逆らえません」
「コントロール装置は私が持っているからな!」
「なんでだよ!」
「馬鹿か、貴様は! こんな危険な存在を首輪も無く放し飼いにできるか! 首輪は私とお前で持つ」
渡されたデータは本物のようで、エセルドレーダの肉体を破壊する為の物だった。ぶっちゃけ、自己増殖能力を持った次世代型ナノマシンアセンブラより危険だ。暗殺用ナノマシンとかを放出すれば生きながらにして溶かすとかも可能なのは当然として、それを操り、毒殺とかも平気で出来るのだ。例えば、扉だって溶かせてしまうので止める方法がほぼない。肉体そのもの遥かに高い性能だからな。
「電子体は常に無事だから、爆破に気にする必要も無いから機密保持の為にも爆破しろよ」
「了解って、だから再生を……」
「お兄様、黙ってて!」
レインが見ている。その間にエセルドレーダは俺にたっぷり甘えてくる。仕方無いので、エセルドレーダを連れて部屋に戻る。するとベットに寝転んだ俺の上で、すりすりして犬耳と尻尾を出していた。
「そ、それは?」
「肉体変形用のナノマシンで作りました」
なんだろ、ブラックキャットのイヴとか、エンジェルビーツの奏みたくなってるな。
「まあ、いいか。それより、これからよろしく頼む」
「任せてください、マイ・マスター」
エセルドレーダの頭を撫でながら、分割思考でクシャトリヤを完成まで持っていく。肩部に装着された計4枚のバインダーが特徴的なクシ
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