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よるむんがんどっっっっ!!!!!
一部
出逢い
これが世界を牛耳ってる男ですか、、、、!?
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パターンじゃないですよね?」

マリーに図星を突かれてキャスパーは口ごもった。

「う…」

「ああ、やっぱり! 逃げちゃ」

「そこにあるもの、先に食べてていいですから」

「キャッホーーーーーー!!!!! どうぞいってらっしゃーーーいッ!!」

「君はホントに単純明快でいいね。っじゃ」

キャスパーは一言残すと、鼻歌をたらしながら右手をふって出ていった。それに伴ってチェキータも部屋を出ていく、とその前にドアの前で足を止めた。そこでチェキータは振り返らずにマリーに話しかけた。

「ねえ? マリーちゃん」

「むしゃむしゃ…ん? なんでしょうか?」

マリーは口の中に肉をほおばっていた。食の手を休めずに答えた。

「貴方嫌な雰囲気が分かるって言ってたわよね」

「確かに言いましたけど…。それがどうかしましたか?」

「ううん。何てことのない話なの。聞き逃してくれてかまわないわ。
でもね、それって―――すごく残酷な話よね」

その言葉で次の肉にのびていたマリーのフォークが止まった。ごくり、と口内の物を呑みこんだ。

「今の…もしかしなくても同情、ですか」

マリーの言葉尻が急に冷気を帯びたものになる。
それに対してチェキータは平坦な調子で言った。

「別に。私は博愛主義者でもとちくるった聖職者でもない。真っ赤なヴァージンロードを歩く汚い女だからね。同情なんてしないよ。
ただ、さ。貴方みたいな女はごまんといるって話。全くもって酷い世界さね、ここは」

「言葉を濁しますね。何なんですか一体!」

ついに苛立ちの限界を迎えたマリーが立ちあがって叫んだ。そこで漸くチェキータは振り返った。

「クールダウン。落ちついていきましょ」

「あなたの方が焚きつけたんじゃないですか!」

「そう、だったかしら。ああ、ごめんなさいね。私って直接的な言い方しかできないの。もうマリーちゃんの過去を詮索するような事は言わない。
きっと私の過去と、そう大した違いはないでしょう。だけど、たった一つだけ」

「……なんですか」

「自分の意思をもって生きなさい。この世界は何にもない奴から先に死んでいくわよ」

その時、廊下からキャスパーの声がした。急かすようにチェキータの声を呼んでいる。

「ああ、はいはい。今行くわ、キャスパー! 
…それじゃあね。マリーちゃん」

チェキータはにっこり笑ってキャスパーの元へ去って行った。ガチャン、とドアが閉まる音がした。マリーはすとんと椅子に坐り直して自嘲するように言った。

「そんな事…言われなくても知ってるよ。チェキータさん」






チェキータはキャスパーと共に店を出て、フロイドを探す素振りもなくヘリ目がけてまっ
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