暁 〜小説投稿サイト〜
流星のロックマン STARDUST BEGINS
星屑の覚醒
13 隠される異変
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けに普段接続しないユーザーが接続しても一瞬だが反応するまでに敏感だった。

「眠すぎて夢でも見たのかなぁ....」
「暁さんが今日は休んでいいって。明日までゆっくり眠れるわ」
「マジかよ!!暁!!お前の部下でよかった!!」

一瞬で元気になったマヤはリサとともに自室へと向かった。
マヤは一応、上司のシドウにもまるで友達のように接する悪癖があった。
しかしシドウは一切、悪く思っていない。
それだけ彼女の腕には信頼をおいていた。
自分は全く機械類全般が分からないからだ。

「全く...オレも兄弟とかいたらなぁ」

そう言いながらシドウも一旦、部屋に戻ろうとする。
自分も3日近く寝ていないのだ。
睡魔に襲われ、このまま緊急出動になったら現場について数秒で射殺される程に疲れ果ててている。
だがこの侵入検知は間違ってなかった。
呑気に眠りに落ちようとする3人を嘲笑うかのように、侵入者は間違いなくWAXAのシステムに侵入していた。
しかも自分のIDを使って侵入されていることなど、シドウは全く知る由もなかった。
























「なぁ、姉ちゃん?どうしてオレらは出撃しないで施設内で諜報活動なんだ?」
「シンクロナイザーが抜け出さないように見張るため。それにValkyrie相手なら私たちの力は必要ないでしょう?」
「どうかねぇ...だといいけどさ」

ジャックは他の孤児たちが夕食を食べる食堂の片端で携帯ゲーム機で遊びながらクインティアに話し掛けた。
落ち着きがなく動いていなければいけない状態だった。
画面に映るモンスターを狩りながら溜息をつく。
だが対照的にクインティアはコーヒーを飲みながらNexus10であらゆる資料に目を通していた。

「それに....さっきのハートレス....なにか変だった。まるでシンクロナイザーが抜け出すことが分かりきってるみたいにね」
「確かに....なんか変だった。だったら何でオレらに?別にメリーにでも言っときゃいいじゃんか?」
「メリーはきっとシンクロナイザーが言うことに従うわ。デリカシーが無いあなたが気づいているかは知らないけど、メリーはシンクロナイザーの事を好いてるわ」
「え!?アイツらデキてたのかよ?」
「やっぱり言うんじゃなかった」

クインティアはそう言いながら再びコーヒーを啜った。
だがNexus10のブラウザ表示に若干、異常を感じた。

「ん?」
「どうした?」
「読み込みが遅い....」
「故障か?」
「いえ...多分、大量のアクセスが原因よ。でもこの遅さは....DOS攻撃?」

クインティアの頭に1つの可能性が浮かんだ。
「DOS攻撃」。
すなわち大量のア
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