第四十一話 百物語と茶室その十五
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「とにかくっていいますと」
「神社に入ったらね」
その時はというのだ。
「いいわね、お菓子よ」
「はい、それとお茶ですね」
「ご馳走になります」
「遠慮は無用よ」
茉莉也はこちらについても遠慮はいいとした、それで言うのだった。
「楽しみましょう」
「それで今度は百物語ですね」
「その後はうわばみさんですか」
「そろそろ見つかってくるかしら」
ここでだ、茉莉也はこうも言った。
「もうね」
「怪談の場所も減ってきてますし」
「かなり回ってきてますからね」
「そうよ、じゃあ何処かしらね」
茉莉也は楽しげな顔で言った。
「泉はね」
「ですね、一体何処なのか」
「楽しみです」
二人も茉莉也に応える、そしてだった。
三人は茉莉也の家である神社に入りそこで和菓子を楽しんだ。茉莉也はこの日も大酒を飲み二人は麦茶だった。そうしたものを楽しみながら次の泉の候補地に向かうのだった。
第四十一話 完
2013・6・23
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