第五章 StrikerS編
第百四十三話 『公開意見陳述会(1) 前夜のそれぞれの想い』
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トームレイダー」
《そうですね》
「それとストームレイダー、これからもよろしく頼むな」
《はい、マスター》
俺は、恵まれているんだ。
そう思えばもうミスショットもしねーだろうな。
だからな、ティアナ。お前も同じく恵まれているんだからもう焦ってミスショットをするなよ。
離れていく背中を見ながら俺はそう思うのだった。
◆◇―――――――――◇◆
Side エリオ・モンディアル
僕達が警備の手順の説明を受けていると、ふとした時にある知り合いの人物の顔を見た。
それというのは、
「あ、ロボ君だ!」
「キャロもわかったの? だったら…!」
それで僕はロボ君に話しかけた。
「ロボ君!」
「ん? あ、エリオ! それにキャロもいるのか!」
「久しぶりですね」
「そうだな。お前達も管理局員だったんだな」
「うん。そう言うロボ君も…」
「ああ。俺はオジキ…じゃなくてジグルド提督が隊長の部隊、ブリューナク隊の一員なんだよ。聞いたことはあるか?」
「ごめん。ちょっと他の部隊の話は聞いたことがなかったから…」
「私も…」
「あはは。まぁ気にしないぞ。見れば同じ警備担当みたいだからお互い頑張ろうぜ!」
「そうだね!」
「うん!」
ロボ君とそう話しているとランさんとレンさんの声が聞こえてきた。
「エリオ君、キャロちゃん。そろそろ移動だよ。あれ? そちらの男の子は?」
「僕とキャロの知り合いのロボ・バルコム君です」
「そうなの。それじゃ紹介したほうがいいかな?」
「そうだね、ラン姉さん」
それでランさんとレンさんがロボ君に自己紹介をしようとしていたところでロボ君の方にも二人の女性が近寄ってきた。
一人は黒みかかった青い髪をポニーテールにしているランさん達と年齢が同じくらいの女性。
そしてもう一人は赤みかかった髪で髪型はおさげでなのはさん達と同じくらいの年齢の女性。
青い髪の女性が最初にロボ君に近寄ってきて、
「若、こちらにおいででしたか」
「探したぞ、ロボ」
「あ、“セイラ”さん。それに“凰華”陸曹」
新たな人達が出てきたので僕達はどうすればいいのかという感じになったが、ロボ君が「なら全員で自己紹介をしようぜ!」と提案してきたので僕達もそれに乗ることにした。
それでまずロボ君達が、
「エリオとキャロはもう知っていると思うけど俺はロボ。ロボ・バルコム三等陸士だ」
「私は若の側近を務めますセイラ・ヒラガ三等陸士と申します」
「あたしはブリューナクの第1小隊の隊長を務める獅堂凰華陸曹だ」
セイラさんに凰華さんか。
それで僕とキャロとランさんとレンさんで自己紹介をした。
それから全員で少し会
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