第五章 StrikerS編
第百四十三話 『公開意見陳述会(1) 前夜のそれぞれの想い』
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りは、頼んだわよ?」
「任せておけ。
私とアインス、それにシャマルにザフィーラ、キャスターにアルクェイド、志貴、すずか嬢にライダー、ヴァイスがいる。
だから、完璧とはいかんが、もしものことがあってもヴィヴィオは最優先で守りきってみせよう」
「よろしくね?」
「ああ」
「ツルギ君もヴィヴィオを守るのよ?」
「うん、シホお姉ちゃん! ヴィヴィオちゃんは僕が守るよ!」
それで私達は地上本部へと向かっていく。
そのヘリの中で、
「それにしても、ヴィヴィオは本当になのはさんになついちゃっていますね」
「まったくですね」
スバルとティアナがそう言い出すのでなのはは、
「そうだね。結構厳しく接しているつもりなんだけど…」
「きっとわかるんですよ。なのはさんが優しいって…」
「えへへ…」
それで苦笑いを浮かべるなのは。
そこにリインが、
「もういっそのこと、本当になのはさんの子供にしちゃえば、とか!」
「それも考えの一つ、なんだけどね…。いい受け入れ先が見つかんない場合もあるし。
なにより、ヴィヴィオはオリヴィエさんの…」
「なのは、私は気にしませんよ。
たとえヴィヴィオが私のクローンだとしても受け入れます」
「オリヴィエさん…」
オリヴィエ陛下がなのはの手を握り、
「私は、なのはのサーヴァントです。
なのはの決定なのなら私はそれに従います。
それに、私自身もヴィヴィオを受け入れるのには賛成ですから」
「ありがとうございます、オリヴィエさん」
「そうね、なのは。必ずヴィヴィオは守りましょう」
「うん。シホちゃん!」
そうなのはと約束するが、ヴィヴィオとの指切りの約束は守られないという事になってしまう。
◆◇―――――――――◇◆
Side フェイト・T・ハラオウン
なのは達を見送りした私とヴィヴィオは寝室でヴィヴィオを寝かす準備をしていた。
「しっかし…俺の勘が言っているぜ? なにかきな臭いことが起こるってよ…」
「そうだね、ランサー。だから準備だけはしっかりとしておいてね?
いざって時には令呪も使う覚悟でいるから」
「マスターも心配性だねぇ…。しかし、その覚悟だけはしておいた方がいいかもしれねぇからな。
もしかしてかもという事態になって万全を尽くせないとあっちゃ目も当てられねぇ…」
「そんな事態にならない事を祈るだけだよ。期待しているよ、ランサー」
「おう!」
心強いランサーの声に私も安心感を覚えている時だった。
そこに通信が入ってきた。
「マスター、誰からだ?」
「ちょっと待ってね? えっと…」
画面を操作してモニターを開くとそこにはリンディ母さんからの通信が来ているようだった。
それで繋げ
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