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ヘタリア大帝国
TURN90 密林という名の迷路その九
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「じゃあやるか」
「はい、それでは」
「思うところはあるけれどな」
 ネルソンとフランスはそれぞれ言った、そしてだった。
 枢軸軍はカナダ兄妹以外の全軍でネルソンタッチを仕掛けた、艦載機やビームを正面に放ちながら。
 敵軍をずたずたに寸断し左右に攻撃を浴びせる。駆逐艦達も動き回り鉄鋼弾を次々と浴びせる。
 こうなると艦載機や鉄鋼弾の多い枢軸軍のものだった。ビームも左右に放ち寸断した敵軍を各個に倒していく。
 陸軍、陸戦隊も惑星に降下してだった。
 アマゾンでの戦いは終わった、だが。
 ブラジルは投降したがハニーはだった。
「何処かに逃げたか」
「はい」
 秋山が東郷に答える。
「ハニワ族の抗戦派と共に」
「ゲリラ戦になるか、このままだと」
「では後は」
「ああ、宇垣さん達の出番だ」 
 東郷はこう返した。
「それじゃあな」
「では任せてもらおう」
 宇垣がここで出て来た。
「ゲリラ戦なぞさせんぞ」
「ではお願いします」
「全く、訳のわからん奴等だ」
 宇垣はハニー達のことを考えながら言った。
「楽しみたいから戦争をするとはな」
「まあまあ。それじゃあだけれど」 
 イタリアが顔を顰めさせている宇垣に声をかける。
「今からハニーさんに来てもらおうよ」
「何処に潜伏したかわかりませんが」
「ああ、来てもらえばいいからね」
 イタリアはまたこう言った。
「気にすることないよ」
「といいますと」
「来てくれたらそういう手のゲームや漫画を百作ずつプレゼント」
 イタリアは笑顔で右手の人差し指を立てて言った。
「これを出せばいいんだよ」
「それで彼等が来るのですか」
「絶対にね」
 そうなるというのだ。
「だからね」
「ううむ、ではここは」
「これを出そうね」
「それでは」
 こうしてイタリアはハニー達何処かに隠れたかわからない抗戦派にこの条件を公に発表したうえで見せた、するとだった。
 そのハニー達がブラジルに来た、これには宇垣も驚いて言う。
「まさかと思いましたが」
「ほら、来たよね」
「はい」
 驚きを隠せない顔でイタリアに答える。
「交渉の場に来ました」
「じゃあ後は実際の交渉でね」
「そのうえで、ですな」
「講話にまでもっていこうね」6
「こういうの得意なの」
 ムッチリーニは右目を可愛らしくウィンクさせて言った。
「外交はね」
「そういえば貴国は」
 ここで宇垣はイタリンのこのことに気付いた。
「外交においてはかなりでしたな」
「さもないと大変なことになるからね」
 だからだとだ、イタリアが答える。
「それでだよ」
「外交があってこそですからな」
 それと内政である。
「戦争に勝ったとしても」
「逆に負けてもね」
「外交次第で
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