彼の『ふつう』
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き
だな、蓮。まったく今まで何をしていたんだ?」
先程のは別に、喧嘩ではない。ただ、久しぶりに会ったもの同士、言いたいことが有りすぎて、ただ爆発しただげだ。
「それは、束の手伝いとか?」
「まったく、少しはこっちに帰ってこい。一夏が寂しがっていたぞ?」
「まー、それは今度で。それにしても、黒い水着とはなかなかのセンス。中学の頃とはかっ」
すかさず、千冬のチョップが降り下ろされる。
「安心しろ、今度は手加減した。一夏が選んだものだが、どうだ?」
「うん、めちゃめちゃきれい、映えるよねー黒髪。やっぱ千冬は黒似合うよな、黒騎士に改名したら?」
「誉め言葉だけ、受け取っておこう」
そして、二人は話に花を咲かせる。他の教師たちが来るまで。関係者とか部外者とか関係なく、幼馴染みで親友として。
細田蓮は『ふつう』の人間。
良く言えば、凡事徹底。
悪く言えば、唯我独尊。
彼の『ふつう』を曲げられるのは、織斑千冬と篠ノ之束だけ。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ