MS開発史
ザクUの完成A
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白兵戦用の兵器にもなるということを示したものであった。
(ザク・マシンガンはあらゆる戦場で見られたザクの代表的な火器である。また、フットミサイルやマゼラトップ砲といった地上戦専用の兵器も開発された。 機動戦士ガンダム第08MS小隊より)
??運用領域を問わない、ザクUの進化??
一年戦争中、ザクUには多くのバリエーションが存在した。ここでは、そうしたバリエーションを三つの系統に分けて解説していく。ザクUは運用地や用途によって、さまざまな形に進化していった。これは機体の拡張性や基礎設計の堅実さを証明するものとも言えるだろう。しかし、こうしたことがジオン公国(ジオニック社)開発陣の内部に過剰なまでの「ザク信仰」を根付かせた。それは、以降のMS開発に影響を及ぼしたとも言われている。
■総合性能向上
ザクUはそれ自体で完成された機体であった。しかしジオン公国軍はザクUのさらなる性能向上を開発陣に要求した。その結果、一年戦争初期には、スラスター推力を向上したS型(指揮官用ザク)、そして後期には総合性能を大幅にアップさせたF2型、FZ型(ザクU改)が開発された。特にFZ型はU.C.0079,02にスタートした「統合整備計画」下に置いて開発されたため、MS-?14(ゲルググ)と同等の性能を持つといわれている。
■局地戦仕様
地球侵攻作戦後のジオン公国は、運用地域ごとに異なるタイプのMSの開発を行った。こうして開発された機体が、MS?-06K(ザクキャノン)やMS?-06M(水中用ザク)である。これらは支援機や後継機開発までのつなぎとして実践にも投入され、その性能の高さから本格的な局地戦専用機が開発された後も運用され続けた。またMS?06Mなどのように戦後、連邦軍が接収し、使用され続けた機体も存在する。
■特殊仕様
ザクUの中には他機種開発のテストに使用されたり、現地部隊での改修によって生まれた機体も存
在する。MS?-06-RD?-4(宇宙用高機動試験型ザク)はMS-?09R(リック・ドム)に搭載する予定の高機動脚部ユニットのテストとして使用された期待であるし、MS-?06(ザクタンク)は現地部隊で改修されたものが正式採用されたという経緯を持つ。
??一年戦争以降のザクU??
一年戦争中にすでに旧式.化していたザクUは、戦後、軍事行動に利用されることは少なく、作業用や、コレクションといった用途に使われることがほとんどだった。また、MS?-06はMSマニアには人気のあるタイプだったらしく、完全な形であれば高値で取引されていたとも言われている。
(ジオン公国の再興を掲げたアクシズ(後のネオ・ジオン)にとって、ザクもまた、ジオンを象徴するものだった。アクシズが開発したAMX?-011(ザ
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