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MS Operative Theory
MS開発史
ザクUの完成A
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??ザクU開発時の問題点と解決策??

 ザクUは外見からも理解できるように、ザクTのアッパー・バージョンといえる機体で、大推力スラスターや、新型高出力核融合炉の搭載などによって、全般的な性能向上が図られている。

つまり「排気量(の向上)に勝るチューニングなし」という金言を忠実に再現したのだが、ここに落とし穴があった。高出力化したスラスターや融合炉が発する熱を逃がしきれず、戦闘行動中にオーバーヒートしてしまう可能性があったのだ。

 また、超硬スチール合金製の装甲は1,000度もの高熱にも耐えられたが、電子機器が満載された内部は熱に弱く、制御コンピューターが熱暴走やハングアップ(コンピューターが操作を受け付けなくなる現象や状態のこと)を起こせば、いかに堅牢な装甲で守られたMSでも、ただの鉄塊と化してしまう。冷却システムの強化も考えられたようだが、冷却装置を大型化した場合、機体の大型化や装甲の減格などのデメリットを追わざるを得なくなる。そこでパーツそのものに放熱機能を持たせる案が浮上した。

 放熱機能を持たせるパーツは、熱伝導が良い上に熱に強く、面積が広く、堅牢であることが理想的である。そのパーツには???????1,000度以上もの高熱に耐え、MSの表面税隊を覆うほど面積が広く、砲弾を跳ね返すほどの強度を持つ???????装甲板が選ばれた。公国のMSはモノコック(単殻)構造を採用しているため一枚の装甲が大きいことも、放射板として考えた場合、理想的であった。

 問題は装甲板への熱伝導手段でるが、これは各部に大電力を供給するために外装化された動力パイプに、熱伝導機能を追加することで解決が図られた。熱問題を解決したザクUは、ザクTに代わる主力MSとして正式採用され、公国軍のワークホースとして一年戦争を戦い抜くことになった。

 (ザクUは機体稼働時に発生する熱を動力パイプで各部の装甲板に分散放熱している。このため稼働中のザクUの装甲板は非常に高温になっており、素手で触れればやけどを負いかねない。 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争より)





補足事項

??ザクの武装??

 ジオン公国軍では、主力兵器となるザクUの開発と並行して、使用する併走の開発もすすめられていた。開発に当たっては、携行が可能であること、マニピュレーターで使用できること、給弾が容易であることなどの諸条件が挙げられた。中には腕そのものを火器にすることや、武装の内臓なども検討されたが、最終的にはMSの汎用性を損なわない点を重視して人間が使うものと同じ構造の火器が選ばれることになった。

 この結果、ザク・マシンガンとザク・バズーカが開発された。また、射撃武器と同時に格闘兵器の開発も進められ、ヒート・ホークが作られた。これはMSが
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