第三十九章
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」
「そういうことです。では」
速水のこの言葉はそれまでのよりも幾分冷たく感じられた。
「さようなら」
「まさかこの私が」
その声が最後に空しく響く。
「こんなことで。こんなところで」
「それもまた運命なのです」
速水はまたしてもカードを一枚引いた。それは。
「ほらね」
「うう・・・・・・」
少女はそのカードを見て沈黙してしまった。そこにあるのは彼女自身、死神のカードであった。鎌を持った骸骨であったがそれは彼女と同じ存在であった。
「私は・・・・・・・」
光の中に姿を消していく。それで全てが終わりであった。
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