暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜紅き剣聖〜
一部 浮遊城アインクラッド編
隠されし記録〜最初のPKプレイヤー〜 調査篇
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
《はじまりの街》


俺とサキはとりあえず《はじまりの街》に到着したがやはりここはまだ混乱していた。
「ソウスケ君……」
サキはそう言って俺のハーフコートの右袖を右手でぎゅっ!と掴む。
「サキ、一応俺から離れるな…」
「は、はい!」


***************



「話によると、《生命の碑》っておぶじぇくと? に全プレイヤーの名前があるみたいだね!」
「うん、そしてそこでは《プレイヤーの生死》も確認出来るらしいな」
時間は午後2時、俺達は昼食を食べている。
「ご飯食べたら《生命の碑》ってとこに行ってみるか?」
俺はサキに問いかける。
「………もぐもぐ…………………」
「サキ?」
「…………もぐもぐもぐ…………」
どうやら今食べているジャムパン(正確にはみたいなものが乗った黒パン)に夢中らしい。
「……ったく、サキ、戻ってこーい」
俺は横にあるサキの頭を軽く小突く。
「ひゃっ! ソ、ソウスケ君!? どうしたの?」
「パンに気をとられ過ぎだ、俺の声聞こえてたか?」
「うぅ〜、ごめんねソウスケ君……でどうしたの?」
本当に聞こえてなかったのか………
「……ご飯食べたら《生命の碑》ってとこに行ってみるかって言った」
「うん、わかった!」
サキはそう言ってパンの続きを食べ始めた。
まだ食べるのか?……………ジャム黒パン。
俺は座っていた芝生に寝転び目を閉じた。



*****************



sideサキ

私はお昼ご飯を食べ終え、ふと、ソウスケ君の方を見た。
ソウスケ君は気持ち良さそうに寝ていた。
「ふふっ、ソウスケ君って起きてるときは格好いいけど、寝てるときは可愛いね!」
ソウスケ君は今日の朝に出会ったばかりなのにいつの間にか私の─
「─って! なに考えてるの私!」
私は頭をぶんぶん振る。
「ん………何を考えてるって?」
ソウスケ君が起きた。
…………………
「ぅ…………ぁ……にゃ!にゃんでもないれす!」
「大丈夫か? ろれつ回ってないぞ」
全身がかぁっと熱くなる感覚がした。
「そんなことより! 行こう、なんとかの碑ってとこに!」
「《生命の碑》な」


***************



sideソウスケ

まぁ、そんなこんなで《生命の碑》に到着した。
「ここか……」
それは《黒鉄宮》と呼ばれる巨大な建物内部で鎮座していた。
「サキ、友達の名前って?」
俺は生死を調べるため、聞いた。
「うん、名前はアスカ、探してみよっか」
……………………
「あった! ちゃんと生きてるぞ!」
俺はサキに名前を見せる、名前に横線は入っていない。
「ふー、良かったー!」
サキは安堵したようだ。
「良かった
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ