第1章 僕と文月学園。
八時間目 壊された大切な物
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している作戦に支障があるんでな」
「良くわからんが、雄二がそう言うのであれば従おう」
素直に引き下がる秀吉。
「その代わり―お〜い!霜原〜」
「なに?」
えっと、誰だっけ。
髪型は初音○クに似ている感じだ。
っていうか本当に誰?
「Cクラスに協定を結びに行くんだが、もしもの時のため、付いてきてほしい」
「やだ」
おお......会話が続いてない。
「頼む」
「そこまで言うなら」
おお!説得成功。
「ついでに戦争も......」
「やだ」
「なんで、戦争に参加しないの?」
明久が話しかける。
「乗り気じゃないから」
......。
「ま、まぁ、とりあえずCクラスに行こうよ」
そんなこんなでC教室に向かっていった。
―☆―☆―☆―
「吉井、あんたの返り血がこびりついて洗うの大変なんだけど。どうしてくれんのよ」
.....え......?
「それって吉井が悪いのか?」
い...否!多分明久は悪くない......。
にしても......
「ボクら普通に(明久の顔に)落書きしてたけど、そんなことがあったんだ......」
「あ、島田さんに須川くん。ちょうど良かった。Cクラスまで付き合ってよ」
はい、見事にスルーされましたー。
そして明久ってすごいと思う。
さっきまで自分に暴力を振るっていた人にあんなに話しかけられるところが......。
「んー、別にいいけど?」
「ああ、俺も大丈夫だ」
「盾、もとい仲間をゲット」
ん?今、明久のつぶやきが聞こえた気がする。
「そろそろ行かないと、Cクラス代表帰っちゃうと思うんだけど......」
「うん。急ごう」
こうして七人でCクラスに向かうことになった。
「Fクラス代表の坂本雄二だ。このクラスの代表は?」
教室の扉を開くなり雄二がそこにいる全員に告げる。
「私だけど、何か用かしら?」
何か嫌な予感がする......
「Fクラス代表として、クラス間交渉に来た。時間はあるか?」
教室の中を除く。
すると、そこには――
「クラス間交渉?ふぅん......」
ヤバイ!このままだと......!雄二も気づいてないみたいだ。
「ああ、不可侵条約――と、どうした蒼空」
「その前に、僕にも一言喋らせてもらっていい?」
「別にいいけど?」
「なんでここにBクラスがいるの?」
「―っ!」
「くっ、ばれたか!しかし協定を破ったことにはかわりないよなぁ!これでお互い様だ!」
根本くんが告げると同時に取り巻きが動き出す。そして、その背後には先程まで戦場にいた数学の長谷川先生がいた。
「明久、あれが根本とかいうやつ?」
「うん、そうだけど......なんでわかったの?」
「包帯巻いている人がいたから」
あの時数人ぶっ飛ばしておいて良か
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