第1章 僕と文月学園。
八時間目 壊された大切な物
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「よし。終わった!」
テスト用紙を数学の先生にわたし、伸びをする。
ちなみに英語Wでは無く数学を補充する理由は、英語Wは補充したら、逆に弱くなる気がするから。今回、あの点数をとれたのはまぐれみたいなものだからね。
と、
「おい!――大丈―か!」
なんか廊下が騒がしいな。
「お〜い、どうし―たっ!?」
廊下に出てみると、
......明久が血だらけで倒れていた。
「なんだ、その程度か。でもここにあると邪魔だなぁ。こっちにどかしとくか」
そのまま明久を引きずり教室へ。
そして、教室の中で手を離して、明久を置いておく。
あ、そうだ!
「雄二、マジックペン持ってない?」
たまたま教室にいた雄二に話しかける。
「持ってるが、何に使うんだ?」
ゴニョゴニョ(←理由説明中)。
「ははっそれは面白いな!」
「じゃ、始めますかな」
雄二からペンを受け取り、落書きをする。
――明久の顔に。
カキカキ。プッ!カキカキ。
「ちょ、ちょっと!何するんだよ!」
「あ、起きちゃったか...」
「やれやれ。起きてしまったならしょうがない」
「起きちゃったか...じゃない!何するんだよ!」
「「顔に落書き」」
「それはわかってるよ!」
え?わかってたの?
じゃ、わかっててやられてた明久は―
「―M?」
「なんでそうなるの!?」
「ま、この話は置いといてだな―」
「置いとくなっ!」
「試召戦争も明日で終わらせるのかー」
「無視しないでよ!」
「明久、顔洗ってきたら?」
「わかってるよ!」
――明久顔洗い中――
「......(トントン)」
「お、ムッツリーニか。何か変わったことはあったか?」
あ、ムッツリーニだ。
今日はムッツリーニ情報係だったから全然会ってなかったな。
「ん?Cクラスの様子がおかしいだと?」
「......(コクリ)」
ムッツリーニによると、Cクラスが戦争の準備をし始めたらしい。
まぁ、多分――
「漁夫の利を狙うつもりか。いやらしいやつらだな」
まぁ、そうだろうね。疲弊している相手なら簡単に勝てるだろうし。
「雄二どうするの?」
「んーそうだなー」
ちらりと時計を見る雄二。
僕も見てみると、時刻はまだ4時半。
まだ、そんなに遅い時間じゃない。
「Cクラスと協定でも結ぶか。Dクラス使って攻め込ませるぞ、とか言って脅してやれば俺たちに攻め込む気もなくなるだろ」
「まぁ、僕らが勝つとは思われてないだろうしね」
ん?何か引っかかるな。
「よし、それじゃ今から行ってくるか」
「そうだね」
「おっと、秀吉は念のためここに残ってくれ」
?なんでだろう。
「ん?なんじゃ?ワシは行かなくて良いのか?」
「お前の顔を見せると、万が一の場合にやろうと
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