第1章 僕と文月学園。
八時間目 壊された大切な物
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こには須川くんの言うとおり2人のBクラス生徒に捕らえられた島田さん及びその召喚獣の姿があった。
そしてそばには補修担当講師がいる。
「島田さん!」
「よ、吉井!」
なんかドラマみたいだな。
「そこでとまれ!それ以上近づくなら、この召喚獣に止めを刺して、この女を補習室送りにしてやるぞ!」
ふむふむ。
と、いうことは――
「これ以上進まなければいいんだよね」
「そっから俺たちに止めを刺せるもんならやってみろよ!」
片方が言う。
(蒼空、できるの?)
明久が小声で話しかけてきた。
(できるよ)
(じゃあ、頼んだよ)
じゃ、頼まれたし、
《サモン》
僕は自分の召喚獣を呼び出した。
『Bクラス 鈴木&吉田vs Fクラス 織斑
英語W 33点&18点vs 43点 』
「バカかこいつ!そんな点数で何ができるんだよ!」
「あんな自信満々に言うから腕輪でももってるのかと思っちまったぜ!」
「蒼空、大丈夫なの?」
ま、確かに普通の召喚獣じゃ無理だよね。
「大丈夫だよ明久。何の問題もない」
明久に言ってから、Bクラス2人に言う。
「舐めてると、痛い目にあうよ?」
「何ができるってんだカス!」
「だったら、そっから攻撃してみろや!」
やっすい挑発のあと、笑っている2人。
じゃ、やってみろって言われたし......
「じゃ、行くよ」
その瞬間、僕の召喚獣の左腕に付けられている、銀色の腕輪が輝きだした。
僕の召喚獣に木刀を構えさせる。
「ハァァッ!!」
そしてそのまま横に振り切らせる。
しかし、相手の召喚獣は、切れていない。
「ハッ!すぶりか?そんなんで倒せるわけないだろ!」
「びっくりさせやがって!」
しかし、そう言った瞬間、2人の召喚獣の首だけが切れた。
ふぅっ。島田さんの召喚獣がしゃがんでてよかった〜
「え?蒼空、今何が起きたの?」
「点数を見ればわかるよ」
明久に点数を見るように促す。
『Bクラス 鈴木&吉田 vs Fクラス 織斑
英語W 0点 &0点 vs 1点 』
「え?攻撃を受けてないのに蒼空の点数が減ってる...」
「つまりそういうこと。この能力は点数を減らす代わりに、相手に大ダメージを与えることができるんだ。さっきのは1まで削ったから、倒せたんだ」
まぁ、別に1/4くらいで倒せた気もするけど。
......まだ、細かい操作はできないんだよね......。
「あの腕輪は?」
「学園長がやってくれた」
「へ、へぇ〜」
「ま、なんにせよ、島田さん救出成功だね。僕はとりあえず回復試験受けてくるよ」
「あ、うん。いってらっしゃい」
そのまま、僕は教室へと向かっていった。
―☆―☆―☆―
只今、数学回復中。
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