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よるむんがんどっっっっ!!!!!
一部
出逢い
私、お金で売られる?
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ねえ事がある」

「…はい。どんな処分も甘んじて受けます。ですから、クビだけは…!」

「クビ…とはちょっとばかし違うんだが、ま、似たようなもんかな」

ボスのその言葉に私は絶望の淵に叩きこまれた。
ああ、さようなら、私の最高食事ライフ…。こんにちわ、私のホームレスライフ…。

「あはははは、あははははは、、、」

「っおーい、マリー聞いてるかー?」

はい、きいておりますよ。死刑宣言でしょう?

「確かにお前はクビだが、再就職先を紹介してやる。
ほら、この男がお前の次の雇用主だ」

こ、よう、ぬし?
私が半信半疑で写真を見ると、そこに写っていたのは銀髪の優しそうな初老の男性。名前は…

「ふろいどへくまてぃある? …ってフロイド・ヘクマティアル!? あの、HCLI社社長、海運の巨人のフロイド・ヘクマティアルですか!?」

「なーんだ、それぐれえはおめえも知ってたか」

「当り前じゃないですか!? こんな世界に生きててフロイド・ヘクマティアルを知らない奴なんていませんよ! 
世界最大の武器会社、裏で戦争を自分らの好きなように操ってるって噂のとこですよ!!」

私が目を丸くして言う。当然の事だ。HCLI社社長、海運の巨人ことフロイド・ヘクマティアルは世界の中でもビップ中のビップ。ひょっとしたら世界の軍事の頂点にいるような男だ。
そんな男の下で私が働く姿も想像できなかったし、彼とボスに部下を紹介出来る程のつながりがあるとも思えなかった。

「まーな、驚くのも無理もねえが、ちょっとした腐れ縁があってよ、アイツとは。お前を手放すか、悩んでたら声をかけてくれたんだよ。それなら、貰い受けますよってさ。
正直、俺らのファミリーじゃあ、おめえの力は制御できねえ。なんつーか強すぎんだよ、てめえは。分に合わないっていうか、なんていうか…。十八にして一人で重要な任務もこなすし、平気で小さい組織なら潰せる。味方にいてこんな頼もしい事はねえがよ…」

ボスは一旦言葉を区切って言った。

「切れすぎる刀は嫌われるって事だよ、マリー。最近、お前のあまりの強さに他の部下がビビってる。もし、敵になったりでもしたら、ってな。
だから、お前を殺しちまおうって言うヤツがでるのも時間の問題だった。
俺は曲がりなりにもボスだろう? だから、ファミリーに優劣をつけるような事はしたくねえし、誰も殺したくねえからよ…」

「だから…、私を追い出そうって事ですか…」

「すまん。本当にすまん。俺の力不足だ」

普段は見せない様な苦渋の顔でボスは頭をさげた。唇を噛み締めてテーブルに手をついて謝っている。

「ずるいですよ…、こんな時だけそんな顔するなんて…」

「本当に…すまん」

私は一回大きく深呼吸すると、意
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