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よるむんがんどっっっっ!!!!!
一部
出逢い
私、お金で売られる?
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きってきた。ああ、目からビームでてんじゃないかってぐらいこえええ。

「てめえ、またあ、やりやがったな、このすっとこどっこい!!
何度言やあ、気が済むんだ、お前って女はよお!」

頭をずんぐと掴まれてむちゃくちゃに揺らされた。ボスの怒りはボルテージに達しているようだ。

「うわあん、やめてくださいよお、、、やめてえーん!!!」

「ふざけんな、何がビル一棟爆破だ、てめえこの馬鹿!! どこの誰が街を破壊してこいっつったよ!!!」

「だってえええ、警察に囲まれるとは思わなくてえええ」

「黙れ、この戦闘狂め!! もっとマシな逃げ方はできねえのかぁ、この脳みそはよ!!!」

「ああ、やめて、とめて、やめて、とめてええええええ!!!!!
ずびばせんでいじだあああああ、もうしません、もうしませんよおおおお」

涙と鼻水を撒き散らして私が謝ると、ようやくボスは私の頭を離した。そして、椅子に坐り直すと、息をついて言った。

「で、もちろん、全滅させたんだろうな?」

「すん、すん、ぐすん…ば、ばい」

「ああ、もう、鼻水拭け」

ボスがポケットから取り出したハンカチを私に投げつける。
私は、鼻水をちーんとかんだ。
これでも花も恥じらう乙女、十八歳である。

「ありがとうございますう…」

ハンカチを返すと、ボスは心底嫌そうな顔でそれを受けとった。

「ああ、それ保存とかしないでくださいよお」

「誰がてめえのきったねえ鼻水保管するか、ボケ!!!」

そう言ってハンカチをゴミ箱にジャストシュートした。

「ああ、ひどい、そんな…」

「黙ってろ…はーああ」

ボスは疲れた顔で椅子に深く倒れこんだ。

「なーんかよお、もう限界だわな…」

不吉な予感を感じて私はボスに詰め寄った。

「え! ボス! 今のどういう意味ですか!? まさかクビ? 嫌だ、嫌だ、クビは勘弁してください、後生だから! クビになったら、私どうやって生きていけば? ボスに見捨てられたらご飯も食べられなくて餓死しちゃいますよ、っていうか首吊って死にます!!! ですから、どうかどうかクビだけはご容赦をおおおお!!!」

泣いて喚く私の肩をぽんと叩いてボスは言った。

「とにかく、坐れ、マリー」

「…はい」

その後、ボスは奥の部屋に引っ込んだ。必要な書類を取りにいくのだそうだ。ああ、もし解雇用の書類とかだったらどうしよう…、てか絶対そうだよ、間違えなくそうだ。嫌だな、嫌だな、明日からホームレス生活に逆戻りかあ、ひもじいのは嫌だよお、、、。
そう思ってボスの用意した椅子に座ってしくしくと泣いていると、ボスは一つのある書類をもって帰ってきた。

「さて、だ。今回マリー、おめえに言わなくちゃいけ
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