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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第155話】
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」
だから昨日、俺は部屋を追い出されたのか――頭が痛くなってきたぞ。
……てか自業自得か、俺も一夏の事、言えなくなるな。
「……とにかく、これで私も対等よね?……皆とは友達だけど、ライバルには変わりないもん」
「……ですわね」
「僕も、諦めるつもりはないよ?」
「無論私もだ。――ヒルト、そういう事だ。今すぐに選べとは言わない。……というか、今すぐ選ばれても私達に勝ち目がなぃ……だから、私も待つ」
そう告げるラウラの言葉と表情は、不安なのか何だか今にも泣き出しそうにも思えた。
「……わかった。……多分、その間に俺の事好きじゃなくなるかもしれないがな」
「……そんな事ありませんわよ?少なくとも、わたくしは軽い気持ちで貴方をお慕いしている訳ではありませんので」
「……!?」
……確定だな、セシリアの気持ち。
本人は何気ないかもしれないが、お慕いしているって言ってるのだから――。
「そうだよ。……僕も、まだヒルトとの付き合いは短いけど想いなら……未来にも皆にも負けない」
「…………」
そう言ったシャルの目が潤む。
負けたくないという想いが伝わってくる気がした。
「それに関しては私もだ。……いつか、本当にヒルトを私の嫁にしてやる。覚悟しろ」
「……ははっ、夫じゃないんだな」
ビシッと指を指すラウラだが、その顔は月明かりに照らされ、赤くなった表情が丸わかりだった。
「……お兄ちゃんがモテてる。妹としては複雑かな……。……血、繋がってなかったら誰にも渡さないのに……」
「美冬……?」
最後の方の言葉は、波の音と遠くから聴こえる衝撃砲の音がかき消した。
てかまだ鈴音撃ってるのかよ……一夏は何をしたんだ?
そんな考えを他所に、いつの間にか笑顔で皆が見ていた。
「……じゃあヒルト?四月に約束したデート、今度行こうね?」
「え?えと?」
「いいえ。先ずはわたくしに料理を教えてくださるという約束が先ですわ」
「う?……そ、そうだ――」
「そういえばヒルトに選んでもらった水着、まだ御披露目してないよね僕?今度、見せるね?」
「にょっ?み、皆一辺に言――」
「ズルいぞヒルト。私もデートに誘え」
「ぅぉっ――な、泣きそうになるなラウラ――」
「お兄ちゃん?私とも出掛ける約束、忘れてないよね?」
「…………忘れてません」
そんな感じに何故か皆が詰め寄ってくる。
……嫌な気持ちではないが、何だかこれからが物凄く大変な気がする――。
夏の夜風が頬を撫でるように吹き抜けると、一気に帯びた熱が冷め
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