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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第155話】
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ちょいだな」
前のめりで倒れそうになった未来を抱き止め、四月にあった時の事を何となく思い出していた。
あの時もこんな感じに転けそうだったしな。
そんな風に思っていると、未来の顔が徐々に真っ赤に染まり、視線がさ迷う。
「……どうした?」
「……か、顔が近ぃ……」
「……悪い、抱き止めたからな――」
「ぁっ……ま、待って!」
そう言うや、首に腕を回して密着する様に抱き締め、見上げてくる未来。
制服越しに伝わってくる豊満な乳房が当たり、顔が徐々に熱を帯びるのを感じた。
「ど、どうした……?」
「……明日まで待とうって思ったけど……ごめん、ヒルト」
「へ?何で謝っ――ん……ッ!?」
そっと、自然な流れで未来は俺の口を塞ぐように自身の唇を重ねてきた――。
未来がその様な行為――キスをするとは思わなかったため、驚きつつも唇から伝わる柔らかな感触に、俺は酔いしれそうになっていた。
これで四度目のキス――そっと背中に腕を回し、抱き締めると一瞬ピクッと反応する未来。
だが、それに応える様に未来は首に腕を回す力を込め、長く口付けを交わす。
永遠ともとれるその一瞬が、俺の心の何処かでずっと続けばいいと思ったその時――。
「……少し、長すぎるのではないでしょうか、未来さん?」
「「……!?」」
その声を聞き、慌てて俺と未来は唇を離す。
そして、何故か冷や汗がだらだらと流れるのを感じ、ゆっくりと振り返るとそこにいたのは――。
「うふふ、こんばんはヒルトさん」
「ヒルト、ここで未来と【ナニ】してたのかな……?」
「…………」
「……や、やぁセシリア、シャル、ラウラ――後、美冬も」
「……ついで扱い?お兄ちゃん?」
振り向いた先に居たのは欧州連合三人娘&我が妹の美冬だった。
……と、未来が口を開く。
「……良いじゃない。皆も【ヒルトともうキスした】でしょ?私だけしてないって不公平だもん」
……ん?
何で未来がそんな事を言い出すんだ?
そんな風に疑問に思っていると美冬が――。
「あのねお兄ちゃん。――もう、お兄ちゃんがここに居る皆とキスをしたってもう知ってるんだよ?」
「……なんですと?」
そんな一言を口にし、皆を見ると一様に頷く。
……ラウラはわかるが、シャルとセシリアの事は誰にも言ってないぞ。
てかシャルのは事故(事故とは思えないが)だったし……。
「んと。昨日の今頃ね?私たちヒルトのお母さんに何処まで進んだのって訊かれてそれで皆喋っちゃったの」
「…………
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