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圧倒的究極神が世界を旅するそうです ハイスクールD×D編
旧校舎のディアボロス
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? 逃げもしないし隠れもしない」
「…わかった。私のことも明日話すわ」
リアスは一誠から少し離れたところで、魔法を発動させた。
「おやすみなさい、イッセー。また明日学園で会いましょう」
「お休み、リアス。また明日学園でな」
別れ際の挨拶をすませた一誠は、脇に置いたままの棺桶を見た。
棺桶は時折震え、中から少し声がする。
「ちょっと、なにこれ。ひゃん!? い、今何かが私を触った?
…あれ? 魔力が抜けていく?
イッセー君、出して! ここから此処からだして!?」
レイナーレの悲鳴と抵抗を封殺し、棺桶を戻し帰宅の途につく一誠であった。
「それでいっくん? 今日は先に帰っているはずだよね、どうしてこんなに遅いの?」
「それだけじゃないにゃ。雌の匂いもする、それも二人もにゃ」
「それは本当ですか、姉様? 兄様、私たちというものがありながら」
「なんだ一誠、外で女を作ってたのか? 私は別に構わないが」
「紅音、少し黙ってる。イッセー、今まで何してた?」
帰宅した一誠を迎えたのは、般若と化していたシルマ達3人と、口元を面白そうに歪めた紅音、心配した顔をする霞だった。
「堕天使のお誘いに乗っただけだ。それと悪魔にもあった」
怪我もしていない、と言ってアピールをする一誠に白音が駆け寄った。
体を隈なく調べ、怪我がないことを確認して安堵の息をついた。
「兄様の怪我はないは信用できません。敵の攻撃を避けようともしないんですから」
心配してるんです、と呟く白音の頭を一誠が撫でた。
ゆっくりと髪を梳くように撫でられて、白音の顔が徐々にほころんでいく。
そんな二人に紅音が声をかけた。
「そろそろ夕飯にしよう。どこぞの女誑しが女の尻を追っかけてたせいで、私達の夕飯まで遅れたんだ」
その言葉に女性陣からは笑いが漏れ、一誠は肩を竦めることになった。
紅音を先頭に夕飯が用意してあるリビングに移動をし始めるが、シルマと黒歌が一誠の元に寄ってきた。
「夕飯の後にしっかりと話してもらうからね」
「それと体についた二人の雌の臭いについてもにゃ」
言いたいことを言ったのか、シルマは直ぐにご飯〜♪と言ってリビングに消えていった。
黒歌は自らの匂いを、こすりつけるかのように一誠に抱きついた。
満足したのか満面の笑みを浮かべ、上書き完了にゃと言いシルマを追うようにリビングに消えていった。
「今日は我の番」
霞は一言、言葉を残し黒歌を追った。
それを見届けた一誠は、一旦カバンを置きに自分の部屋に戻るのだった。
とある深夜にどこかの部屋から女性の嬌声らしきものが複数聞こえたら
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