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圧倒的究極神が世界を旅するそうです ハイスクールD×D編
旧校舎のディアボロス
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ギア)も覚醒していないのに。
どうして、どうなってるのよ!?」
距離をとり、今度は両手に光の槍を創りだす。
「私は高貴なる堕天使なのよ!? たかが人間に遅れを取るはずがないわ!!」
自らを鼓舞するかのように、レイナーレは叫ぶ。
一誠は動かず、レイナーレを見つめている。
勢いをつけ、もう一度突き刺した。
その結果は。
「うそよ、どうして、相手はただの人間なのよ?
なのにどうして、きかないの?」
勢いよく一誠に突き刺したものの、槍は体に当たったところから砕けていく。
最終的にレイナーレが一誠にもたれかかるようにして勢いが止まった。
言語が少し幼くなっている。
認めたくないのだろう。
相手はただの人間、それも神器が宿っていたとしてもそれを使うことすらできない。
それに対し自分は堕天使、人間など路傍の石と変わらない。
だというのに、目の前にいる人間に傷一つ付けられない。
目の前にいるこれは本当に人間なのか、人間の皮を被った何かじゃないのか、レイナーレの思考は混乱の極地に当たった。
「捕まえたぞ、夕麻、いやレイナーレ」
一誠はもたれかかったままのレイナーレを抱きしめた。その時、堕天使の羽に触れたが以外に手触りが良く何度も撫でている。
抱きしめられて振動でレイナーレの意識が戻ってきたが、自分の置かれている状況を頭が理解し始め体が震えていた。
「…いや、いやぁ! 放して! 放してぇ!」
レイナーレは必死にもがくが振りほどけない。それが余計にパニックを加速させる材料になった。
放して、死にたくないと彼女は泣き叫ぶ。
命まで奪うつもりはなく適当にお仕置きをして帰そうと思ったが、泣き叫ぶ姿をみて一誠の中の嗜虐心が鎌首を持ち上げた。
「少し騒がしいぞ、レイナーレ」
「ひっ、あ、ああ、お、お願いします。こ、殺さないで、うむ!?」
一誠はレイナーレの頬に手を当て、上を向かせキスをした。
「ぅむ…ちゅぅ、んん…」
「ん、人の命を狙ったんだ、当然命で返してもらおうか」
徐々にキスは激しくなっていく。
唇を啄むようにしていたが、貪るようなキスに変わっていく。
一誠は舌でレイナーレの唇をこじ開け、歯茎をなぞり、唾液を送り込む。
送り込まれる唾液を飲み干していくレイナーレに、少し変化があった。
他人に生殺与奪を握られ、道具のように扱われる。
そんな状態の中で彼女の瞳に悦びが見えた。
威圧しすぎて精神がおかしくなったのか、一誠はそう判断した。
キスに満足をした一誠はレイナーレから唇を離す。
そのことに安堵した様子のレイナーレだが、一誠の後ろにさっきまでなかったものを見
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