09その名は……
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い……です……」
「ある意味貸切だ」
「これは本当に凄いな」
「流石特級プログラマー(ウィザード)だな。良かったな、レイン」
「うん! 遊園地なんて、初めてです!」
そう、ここは遊園地。遥か昔に破壊された今は無き場所。ナズーリンランドとナズーリンCを合体した遊園地だ。全部プログラムしてやった。学園が作れるなら、これぐらい容易い。
「といっても、身長制限で乗れないのもあるんだけどね」
「まあ、大丈夫だろう」
「うぅ……」
「今回はレインに合わせた特等席も用意したから平気だよ」
「やった! はやく行こ!」
「そうだな。私とシャルは後から合流するから、先ずは2人で楽しんでこい」
「わかった」
「いこ、お父様」
「ああ」
レインに引っ張られていく父さんを見送っていく。
「さて、ここの警備は?」
「バンシィ・ノルンを始め、1000体のドローンでこの副構造体に侵入する構造体を守っている。何かが侵入してきたら即座にGOATに救援要請がかかる設定になっている。今は救援要請はでないけど」
「わかった。だが、招かれざるお客様のようだ」
構造体に向かって侵入者の報告が飛んできている。
「そうだね。親子の団欒を邪魔するんだ。殺してやるか」
「だが、こんな構造体を建設し、膨大なデータと金が動けばどこにでもちょっかいをかけてくる馬鹿共が居る」
「そうだね。排除しようか。そういえば新型のドローンをテストするか。行け、フルアーマーZZ。試作三号機デンドロビウム」
敵が侵入して来た場所に門番替わりにフルアーマーZZを50機、試作三号機デンドロビウムを4機配置してやった。前の警備は隠蔽とバンシィやシナンジュでデータもなかったので問題無かったんだけどね。
「勲用に作った奴のドローンか?」
「そうだよ。正確にはその元だけどね。にしても、やっぱ退却勧告は受け取らないか」
画面に映る場所はこちらの勧告を無視して突入して来るシュミクラム達。そして、設定ラインを超えた瞬間。容赦無くその膨大な火力による面攻撃が開始される。試作三号機デンドロビウムはシュミクラムの6、7倍は大きいし、フルアーマーZZも1.5倍くらいある。
「圧倒的だな」
「ドローンと実機の性能差なんて関係無い程スペックが違うよ。さてと、この録画映像と、レインが楽しんでいる映像をネットにアップして、宣伝しますか」
「勲の軍服がGOATも関わっている事を知らしめられる。そして、私の紅の暴君が出ればいいんだな」
「そうそう。ちゃっちゃとやっちゃいましょう」
「そうだな」
母さんが移動したので、俺は映像を編集しつつネットに用意した宣伝ペー
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