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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-25 Walls must exceed
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明るく接する彼女とは違い、一歩離れたところから全体を見透かす構築体。
『星光の殲滅者』シュテル・ザ・デストラクター。
今目の前にいるのは、星光の殲滅者だった。
「断る」
「そうですか」
星光の殲滅者――――シュテルは、いったん俯くと手に持っていた杖を構え、明確なる意志を持って、再び燐夜を見据えた。
「では、打ち倒すのみです。――――パイロシューター!」
燐夜の意をついたいきなりの砲撃。
燐夜はいきなりのことにも落ち着いて対応し、すべて避けた後左手に光が小さく溢れ、その光が虚空に消えると一つの剣が握られていた。
その剣はシュテルから見れば刀身に蒼い炎が揺らめいているように見えた。
剣が展開されたことをろくに確認しないまま、一気にブーストをかけ50mはあった距離を一瞬のうちにゼロにした。
しかし、全く動揺することなく、持っているデバイスで応戦する。
――ガキィン!
見るからに遠距離を中心としたスタイルなのに近距離でも十分に対応できるとは。燐夜は驚いてしまった。その隙を見逃さないシュテルは、距離を取りながら魔力弾による弾幕を張る。
自分から隙を作ってしまったことを悔やむ暇もなく、目の前に迫ってくる炎熱の弾を避けるために動く。だが、物量で押してくる砲撃に対応しきれず、いくつか被弾してしまった。
「ブラストファイヤー!」
砲撃を避けているうちにシュテルにチャージさせる時間を作ってしまったようだ。避ける余裕もないため、防御障壁を展開しようとしたが、やめる。勘によるものであるが、回避行動に変更する。ギリギリ被弾は避けられたが、剣が砲撃にのまれてしまい、壊れてしまった。
武器が無くなった燐夜を見てシュテルは、バックステップでさらに距離を取り、魔力のチャージを始めた。近づいて妨害するしかない燐夜は、ブーストを掛けようとするが、いきなりがくんと衝撃が燐夜を襲う。
見ると、手首と足首に赤いリングがつけられている。これはシュテルの
束縛魔法
(
バインド
)
だ。
「集え、赤星。すべてを焼き尽くす焔となれ!」
燐夜は必至でもがくが、一向に
束縛魔法
(
バインド
)
は解ける気配がない。
今こうしているうちにもシュテルのデバイスの先には魔力が溜まり続けている。
――――今、バリンと高い音を立てて手首の
束縛魔法
(
バインド
)
が砕け散った。だが、足首にまだつけられているのを解かない限り動けない。
「真・ルシフェリオン……」
「くそ、くそぉっ!!」
今更悔しがっても遅い。
まだ野性的な動物などを相手にし続けていて理性を持った、例えば人間との戦闘を経験していないのだから、これは初陣も同然なのだ。
「ブレイカァァ――――――!!!!」
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