V
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て痛い目を見るのはこちらです。見なさい、彼の目を」
タカヤからは既に交戦の意思は消え失せていた。
「御見事、その姿勢に敬意を評します。あなたが何を求めているか知りませんが、それを掴めるのを祈っていますよ」
「余計なお世話だっつの」
「フフ、そうですか。影時間に身を置く者同士……いずれまた会うこともあるでしょう、それでは失礼」
それだけ言ってタカヤは何処かへ去って行った。
残されたジンとチドリも少しの逡巡の後にその背を追って去ってしまう。
「あぁ……クソ、血を流しすぎた……!」
カルキを召喚し、傷口を焼く。
肉の焼ける臭いが鼻をつき、痛みが全身を凌辱するが仕方ない。
出来るかもしれないと思って実際にやってみたが力加減が面倒なうえに、非常に痛い。
原始的な止血方法なんてやるものじゃないと実感した。
とりあえず、
「……影時間終わったら医者行こう」
餅は餅屋に任せるのが一番だ。
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