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ポケットモンスターズファンタジー〜導かれし者達の軌跡〜
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一匹子狐の儚き願い Second-story
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うんー・・・・・・ふぅ、これで何度目の朝だったっけ。昨日は日記に数日と書いたけど、もう実質何日ここに居たのか全く覚えていない。でも、そこまで長い日にちは入ってないことだけは知ってる。二週間超えた位か、越えないくらいだったはず。それと色々と振り返ってから始めて気がついた、いや、見落としてた件があった。
なぜ騒音が全くしないのか、逆に騒音を鳴らしても誰もこないのか、あと誰がパンを配給しているのかと・・・。もしかしたらドアを壊して逃げても問題は無いのでは無いかと。
だから一応ベットのシーツを無理やり引きちぎって持ち、その中にロウソクを折れないようにくるんで入れた。当然鉛筆と日記にしてるノートも持って。
「ふう、これで用意は出来たけど、どうやって脱出しよう・・・まずは・・・"火炎放射"っ!!」
そう言いながらドアに向かって強烈な炎を口から吐き出した。扉は鉄なので、どんどん扉が真っ赤になって行く・・・。
「くっ!!・・・あともう、ちょっと・・・。あとちょっとで、熱で溶けて脆くなるはずっ・・・!! これで・・・どうだぁぁ!!!!」
最後の一言で炎の火力を一気に上げ、広がってしまう炎をなるべく細く、一点集中に変更する・・・。ロコンの頬に汗が伝い始め、部屋の温度もどんどん上昇して行き、空気もだんだん薄くなって息苦しくなってくる・・・でもその事を振り払い、今を集中する。ここで辞めたらもう機会が無いっと・・・そんな気がしたから。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・炎が・・・・・・でもこ、ここで・終われない・・・追われないんだからッ!!!!」
その威勢のあとに尻尾が白く光出して、その尻尾をドアに思いっきり叩きつけた。すると、熱で脆くなっていたところに大きな衝撃でドアがくの字に折れ、畳まれるように倒れた。が、倒れたのを目で見て、なんで倒れたのかが分からないでいた。
「・・・あれ、今ワタシ・・・何を? なんかいきなり力が満ち溢れて来てそれから・・・・・・あれ、もしかしてワタシ・・・本能的に技を出した?アイアンテールを・・・。 うん、今の感じはアイアンテールで間違いない。コレで使える技が火炎放射とアイアンテールの二つになったから、使える技が心細く無くなった。にしても・・・ふぁ」
ロコンはペタンと床に座り込む。当然、一分間ほど連続で技を出し続けたのだから疲労で座り込むのはしょうがないことである。でもそんな自分にムチを売って立ち上がると、シーツで作った風呂敷もどきを背負うと足早にその部屋を脱出するのであった・・・・・・。
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