暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
36話:クリスマスイヴの夜にて
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「ぐっ!?」
そこから一気に飛び出し、俺に向け抜刀する。俺はライドブッカーでそれを防ぎ、またも鍔迫り合いに応じる。
「あなたは感じた事はありませんか?この世界の矛盾を、闇を…そして人間のもろさ、愚かさ…不完全さを」
「何…!?」
「このままではいずれ世界は終わりを迎える。人間の手によって。
ならば今世界を終わらせ、新たな世界に作り替える。そしてその世界を、大ショッカーが統べ、世界に秩序をもたらす。完全な世界を…作り出すのですよ」
「なんだと…!?」
そこでプロトWは剣を弾き、またも距離を取る。
「不完全なものなどない世界。その世界に、今の人間は不必要なんですよ。だから人間を滅ぼす。あの闇の書の力を利用し、この世界を一度リセットする」
「そんなバカな事、させると思うのか!」
俺はそう言いながら剣を構え、走り出そうとする。
だがその瞬間、大きな振動と共に一筋の光の柱が立ち上がる。確かあそこは、先程煙が立っていたビル。
「まさか…!?」
「遂に……遂に完成した…。闇の書が…世界を破壊する力が…!!」
その光が収まると、今度は黒い球体がビルの上空に出現する。
「あれは…?」
〈あれはどうやら魔法のようです。魔力反応があります〉
魔力反応……あれが、魔法だっていうのか?
「まさかここまでは来ないよな…」
〈…わかりません〉
「不安だな…」
そう呟いた瞬間、あの黒い球体が徐々に小さくなると、爆発するかのように大きく弾けた。
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