プロローグ
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てみようじゃないか。」
「ほ、本当に出来るんですか?そんなことが・・・」
「DE☆KI☆RU。土下座でもしてくれたらね。」
"・・・・・・。"
「こんないい話ないじゃないかぁ。
たった一度の土下座で君の願いが叶うのだから。」
「わかりました!ぜひやらせて戴きます!」
何故か敬礼をしながらそう返事をすると、
常務は両手をこれでもかというくらいに広げて、
「さあ!君の覚悟をみせてくれ!!」
というセリフをマジキチスマイルで言い放った。
勇太はキチンと膝をそろえて正座をし、
「ぜひ、生き返らせて下さい!!!」
と言いながら土下座をした。
彼は前世でよく土下座をして修羅場を潜り抜けてきていた。
それ故に、勇太がしたその土下座は誰が見ても
『ふつくしい・・・!』と思わず呟いてしまうほどのものだった。
「いいねぇ〜(ニコッ)。
よし!私は気分がもの凄く良くなったので、
君を『うずまきナルト』に憑依させる形で生き返らせてやろうじゃないか。
しかも、『波風ミナト』の血脈を弄って、君が六道仙人の血を引くようにしようじゃないか!」
「本当ですか!?有難う御座います!」
「ただし、体力、チャクラ等の他の能力については弄らないから
そういった部分は精進して伸ばしなさい。」
「はい、頑張ります!」
「では、君を送り出す前に1曲送るよ。」
そう言うと、おもむろに懐から青いオカリナを取り出した。
「これは私のお気に入りでね。
何でも『時のオカリナ』という名前が付いているらしい。」
そう説明してくれたあと、常務はオカリナを吹き始めた。
メロディーからして曲は『いやしの歌』と思われる。
ちなみに『いやしの歌』とは、
『ゼ○ダの伝説 ム○ュラの仮面』に出てくる曲で、通称『とどめの歌』。
『何らかの理由で成仏出来なかった魂を強制的に成仏しちゃう』
だけでなく、
『死にかけている人までも強制的に昇天させちゃう』
という恐ろしい効果を持った曲なのである。
つまり・・・
"転生させる前にオレを消す気なのか!?ヤベェ!誰か助け・・・"
と思ったその時、勇太の足元に穴が開き、猛烈な速さで落下を始めた。
「貴様、最後まで聴かず何処へ行く!?私は常務だぞ!常務DAぁ!!!」
"た、助かったぁ・・・(滝汗)"
しばらくスカイダイビング(?)を楽しんでいたが、
もの凄い勢いで加速していく落下速度に耐え切れなくなり、
ついに勇太は意識を手放してしまった。
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