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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第154話】
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?』
『……まあな。……だが、まだあやふや気味だな』
『うん。私も確信もって言ってる訳じゃないから……』
俺もムラクモも互いに答えは出せない。
コアのムラクモでもわからないなら……難しいだろう。
それでも、輪廻転生と言われればある意味では納得も出来る。
これ以上、この二人の会話を聞くのはある意味で不味い気がし、気付かれないように俺はその場を後にする。
……いや、【既に白騎士のコアが白式に使われていたという事実】を知ったのが、色々不味いのかもしれない。
来た道を戻り、俺は岬を離れていった……。
――岩場――
砂浜近くの岩場、そこを歩いていると前方に人影が見えた。
「……鈴音?」
「……ッ!――なんだ、あんたか。――い、一夏見なかった?」
驚いた様な表情を浮かべる鈴音だが、声をかけたのが俺だとわかり、安堵の表情を浮かべた。
一応夜だし、変な男に声をかけられたらって思って不安だったのかもしれないな。
この辺りはIS学園の子が居るって噂も流れてる為か、旅館付近にも男が見に来てるとか何とか聞いたりもするし。
「一夏?――見てないが……コア・ネットワークで調べたらどうだ?」
「そ、それはそうなんだけどさ……。や、やっぱり代表候補生が私的に使うのも……ね」
困ったように眉を下げ、笑顔になる鈴音。
「……少しぐらいなら良いんじゃないか?そりゃ前みたいに生身の奴に衝撃砲とかはまずいが――」
「うっ。あ、あの時は仕方ないじゃん……。一夏とシャルロットが一緒に入ったと思ったんだしさ……」
「ふふ、お前って本当に一夏が好きなんだな」
「……うん。――でも、最近他にも気になる人が出来たの」
「ん?他にも?」
……中学時代の友達か?
まあそうだろうな、俺はまず無いだろう。
「……そっか。まあ鈴音が最終的に決める事だからな、あまり横やりしても仕方ないが――後悔しないように、鈴音が見極めればいいさ、これがな」
「そう……だよね。――ヒルト、ありがとっ」
月明かりに照らされた鈴音の笑顔に、不思議と胸が高鳴った。
軽く頬をかきながら、呟くように声をあげる。
「……お前、結構可愛いな」
「へ……?」
「……何でもないさ。気が動転したんだろう――ともかく、俺はわからない範囲なら良いとは思うぞ?……でも、生身の奴に衝撃砲撃つならせめて空気砲ぐらいの威力にしなよ?」
「わ、わかってるわよ!……前はごめんね?あんたを巻き込む形で撃って」
「まああれはラウラが防いだから大丈夫だがな。――じゃあ、早めに旅館戻れよな?」
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