魔法先生ネギま!
0401話
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かにそういう意見もあったけど、リュボースさんが私達の賞金首という状況を考えて船長に無理を言ってくれたのよ。さすがに救援要請なりなんなりがくれば乗員や乗客に関して詳しく調べられるからって。それと、時間は掛かるけど壊れた箇所が自力で直せる範囲だったというのもあったらしいし」
そもそも、結局なんであの精霊の群れは俺を襲ってきたのかその理由もまだはっきりとしていないんだよな。その辺が分からないとまた同じような事が2度、3度とあるかもしれないだけに非常に気になる。
「それで、飛行魚の修理は?」
「修理に関しては、明日の夕方には完了予定と先程紅茶を取りに行った時に聞きました」
俺のティーカップへとおかわりの紅茶を注ぎながら茶々丸が告げる。
「なるほど。じゃあ後1日あるのか。なら明日の午前中は……そういや、今は何時だ?」
「大体昼過ぎといった所ね」
ふむ、時間的な余裕は十分あるか。なら、やっぱり明日の午前中にでも混沌精霊とかいうのになった俺の身体の性能をしっかりと確かめておいた方がいいだろうな。
少なくても、ナギ・スプリングフィールド杯に出る以上、あの異形化の状態になるというのは必須だ。
……待て。異形化?
その瞬間、脳裏に浮かんだのはあの戦闘中に関わらず何故か拾い上げた古菲の姿だった。
「古菲はどうした? と言うか、何でこんな所にいたんだ?」
「その、どうやらフェイトに強制転移させられた後は1人で修行をしていたらしく……」
「こんな所でか?」
「そのようです」
「……いや、まぁ。古菲ならそれもあり得るのか」
その、古菲らしいといえば古菲らしい行動に思わず苦笑するのだった。
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