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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第153話】
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ません」
「!!」
先程と同じ様に、女子がシャルに耳打ちする。
それを聞いたシャルは、耳まで真っ赤に染め上げ、その場から立ち上がった。
その行為に驚いた周りは、一様にシャルに視線を移す。
「…………」
「やー、お刺身が美味しいなぁ。あはは、うふふ」
シャルの抗議の眼差しは、隣の女子へと移る。
そんな当人は意に介さず、料理をつまんで食している。
「それにしても……シャルロットってば、えっちぃなぁ」
「ちっ、違うよ!?ぼ、僕は、ただ、そのっ……!」
隣の女子に言われ、わたわたとし始めるシャル。
隣の子が何かを言う度に翻弄されるシャルが、何だか新鮮に見えた。
「ひ、ひ、ヒルト……?あの、さっきは、ごめんね……?」
「……どうせ俺はえっちだもんな」
「はぅっ…!!」
わざと怒ったふりをしてみると、流石のシャルも表情が変わり、何だか涙目になっていた。
「何てな、怒ってないさ、これがな」
「あ……。よ、良かったぁ……。――ヒルトのいじわる……」
「ははっ、しょっちゅうえっちえっちばかり言ってくるからその仕返し」
「むぅ……。バカ……」
そんなシャルの抗議も聞き流し、俺はご飯を食べ終えた。
「ふぅ……まだ食べ足りないがこんだけしか無いもんな……。ごちそうさま」
「え?ヒルト、もう部屋に戻るの?」
「ん?ご飯も食べ終えたからな。話するのも悪くないが……腹減るし」
そう言って綺麗に食べ終えたお膳をその場に残し、俺は大宴会場を後にした――。
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