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ソードアート・オンライン ―亜流の剣士―
Episode3 理由
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で推敲されることなく口から発せられた。

「それなら、自分だって六、七層のフロアボス戦にいなかったじゃないか!」
「うぐっ…!そ、それはお前には関係ないだろ!」
「ないことねーよ!そっちだって今こんなとこにいるんだから俺と変わらないじゃないか。上じゃそろそろ迷宮区攻略だって騒いでるのにさ」
「それは!……」

俺の言葉が効いたのか、俯いて黙り込んでしまったアキに変わってジンが口を開いた。握りっぱなしだったアカリから手を離し、俺に真っ向から向き合う。

「カイト君にもいろいろ事情があるようにこっちにもいろいろあってね」

俺を見るジンの瞳が悲しそうに揺れた気がしたが、その真意を見透かすことは俺には出来ない。

だが、それも一瞬。すぐあとにはいつもの元のナチュラルスマイルな顔に戻ってジンが言った。

「お互い誤解は解いておきたいだろうし。どうだろう、今日は一緒に行動しないかい?」
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