第二十三章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
うやらそうらしいですね」
「全く。イギリス人の舌はわかりません」
世界中で言われている言葉であった。彼等がしているだけではなかった。
「そうは思いませんか?」
「あえてそうした店は避けておりますので」
速水は答えた。
「そうなのですか」
「はい、大体わかります」
「それは直感で」
「まあカードで」
今度は微笑んで答えた。
「わかるのですよ。その店が美味しいのかどうかは」
「イギリス料理の店はどうですか?」
「駄目ですね」
言うまでもなく首を横に振った。何か既に決められた話をしているかのようなやりとりであった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ