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04軍の撤退
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第二十五層ボス部屋
ここでは、攻略組によるボス攻略が始まっていたのだが…………
「おいこれで何人目だ!?」
「十八人目また軍のメンバーよ!!!」
聖竜連合と血盟騎士団が結成されて以来軍のリーダーキバオウは、軍を孤立化させていた。ボスの情報も自分達で独占しようとしたし効率のいい狩り場も自分達で独占しようともした。どの行為も他のプレイヤーからの注意点を受けたのだがやめることは、なかった。そして今回自分達の力だけでボスに挑んでしまった。その行動に気づいたアスナとキリトが止めに行ったが間に合わずボス戦が開始し軍に大きな被害が出ていた。ヒースクリフによれば三十分ほどで駆けつけるらしいのでそれまで持たなければならない。すでに二十五分が経過しているためあと五分皆にもそれを伝えたのだがボスが今までよりはるかに強い。名前は、ウォールマン。その名前の通り壁と同一化しており移動の際は、壁に潜って移動する。しかも移動時には、攻撃が効かない。ボスの攻撃時のみ通用するのだが出現する場所にパターンはなくまた出現している時間もわずかなので完璧に予測し攻撃しなければならない。その上攻撃力も高く一撃くらえばHP がレッドゾーンになる。あまりの強さに戦線は、抱懐ただ皆がむしゃらに攻撃し生まれた隙をボス攻撃され犠牲者ばかりが増えていった。ごくまれに運よく出現場所と攻撃した位置が一致しダメージを与えていたのだがまだ八割ほど残っている。
「キバオウさん!!!もう無理です!!!引き上げましょう!!!」
「あかん!!あのふざけた連中に目にもの見せてやるんや!!!」
(これ以上は、厳しい…………ここの指揮は、俺に任されている。ここは、皆の命が大事だ!!!)
「全員撤退!!!撤退まで俺が時間を稼ぐ!!!」
そういうとタクトは、前に向かって走り出す。
「何いうてんねん!!!皆撤退したらあかん!!全員突撃やー!!!」
タクトの指示とキバオウの指示が違うことによりどちらの指示を聞けばいいか悩んでいた。そこにボスが攻撃を加え更に犠牲が増えてしまう。
「遅くなった戦線を回復するぞ!皆下がれ!!!」
ヒースクリフひきいる攻略組が到着する。攻略組は、直ぐに突撃し今まで戦っていた軍のメンバーを救出する。
「二人とも大丈夫か?」
「ああ大丈夫だか………軍の犠牲者が………」
「二十五人よ」
「二十五人?!それは、本当なのか?」
その時突然前から人が飛んでくる。タクトだ。ボスの攻撃を受けリュウヤ達のところに飛んでくる。
「タクト!!!大丈夫か?」
「リュウヤ………後は………頼んだ」
その瞬間タクトの体がポリゴンとなり四方に爆散する。
「タクト………お前の死は、無駄にしない!!!」
リュウヤは、回りを見渡す。ボスの攻撃が撤退をしようとしたプレイヤーを襲う。
キバ「勝手なことすん
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