魔法先生ネギま!
0400話
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祈るように手を組み、古菲が励ますようにその肩へと手を置く。
そしてそんな2人が見つめる中で、4人の従者達は『念話』の効果を使って必死にアクセルへと呼びかけていた。自分達がどれ程アクセルを必要としているのか。あるいは、側にいて欲しいのかといった想いや、愛しさ、切なさ、恋しさといったものを念話を使いアクセルへと送り続ける。
4人分の乙女の想いを一斉に藍の領域に捕らえられて身動きが出来なくなっているアクセルへと叩き付けられ……
「アクセルさん!」
最初にその変化に気が付いたのは『念話』が出来ずに祈るようにアクセルを見つめていた茶々丸だった。
そう。アクセルの伸ばしている手から鋭い爪が蒸発するように消えていき、背から生えていた翼と羽も消え去り、腰から伸びていた尾も同様に消滅していき元の人型へとその姿を変える。
そして甲板へと張り付いていた指がピクリと動き……
「……悪い、手間を掛けさせた……」
それだけ呟き、その意識は闇へと沈んでいくのだった。
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