07幼女レインちゃん、登場!
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原作でもある通り、軍服を着た状態で桐島勲が迎え入れてくれた。
「お、おじゃまします」
「ああ。だが、今日から君はここで住む事になる。気にしなくていい」
「え?」
「おい、話していないのか?」
「ああ、驚く顔が見たかったのだが……想像以上だ。ほら、入るぞ」
楽しそうに笑う母さんに連れられて、中に入る。すると、原作通りのリビングがあった。ただ、中身は詳しくわからないが。
「座って待っていてくれ。今、アレ……「勲」……レインを連れてくる」
母さんに注意されて言い直した。一体どうなっているんだ?
「ほら、来なさい」
「い、嫌です! 新しいお母様なんていりません!」
奥で言い合っている声が届いてくる。その言葉に、俺は母さんを見るが楽しそうに笑って俺の頭を撫でるだけだ。それから、少ししてゴスロリの服装に身を包み、大きな兎のぬいぐるみを持った金髪の幼い美少女が勲に抱き上げられて連れてこられた。俺達は互いに向かい合うようにして座っているが、レインはこちらを睨んでくる。
「さて、母さん。どういう事?」
「なに、簡単な事だ。今日から私達もここに住む。それと、彼女の母親にもなる。シャルは……」
「駄目です! 貴方なんか私のお母さんじゃない!」
レインが母さんにぬいぐるみを投げつけたが、母さんがそれをキャッチした。
「レインっ!」
「ひっ」
「いい。私に任せろ」
怒ろうとした勲を母さんが止めた。そして、そのまま近づいて目線を合わせる。
「レインの言う通り、私は君を産んだ母親じゃないし、彼女はずっと君の母親だ。私はそれを忘れろなんて言わない。それにだ、私は君の母親になるが、それは別の理由。分かりやすく言うと、人は誰しも両親が後から増える事がある」
「?」
「まさか……」
「レインのお父さんとお母さんが結婚してレインが産まれた。お父さんとお母さんにはそれぞれの両親が居る。君にとってはおじいちゃんやおばあちゃんだ。そして、その2人は両方ともお父さんとお母さんのお父さんとお母さんにあたる。つまり、2人になるって事だ」
「うん……」
「そこでだ。私と勲が話し合った結果、私の息子とレインを婚約……結婚の約束をする事だが、それを結ぶ事にした」
「……お母さんになるの?」
「まだ早いが、いずれそういう事になる。今はお兄ちゃんだと思っておくといい」
「……よくわからないけど……わかった……レインはお母さんが2人になったっでいいの……?」
「そうだ。それでいい」
母さんが兎のぬいぐるみを渡して頭を撫でてやると、気持ち良さそうにしている。
「君もそれでいいかね?」
「えっと……」
考えよう。レインが許嫁。お兄
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