第22話 「奴が来る(シ○アじゃないよ)」
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選させたのが、ここに来てやばい問題となって返ってきた。
「とにかく、内務省に出向しているオーベルシュタイン“少将”を呼べ」
「少将ですか?」
「ああ、フェザーンに向かわせる以上、それぐらいの権限は持たせてやらんと、どうしようもなくなるだろう。これでも低いと思っているぐらいだ。本当なら元帥ぐらい与えてやりたい」
三対一になってくれよ。
仲違いすんなよ。
三人寄れば文殊の知恵とも言う。それだったらなんとかなるか……。
第五次イゼルローン攻略戦が始まるというのに、厄介な話だ。
これでヤンまで出てきやがったら、今までのようには行かなくなるな。やつも士官学校出たてだろうからまだ、大丈夫だろうが……。
「ちっ、くっそぉ〜。どうしてくれようか」
本気で俺が直接、相手できりゃぁ〜な。
帝国には指揮官と司令官は豊富にいても……いや、そうか、発想を変えりゃいいんだ。
「ブラウンシュヴァイクとリッテンハイムを呼ぶんだ。大至急な」
そうだ。宮廷で陰謀を繰り広げているような連中に潰しあいさせよう。
まともに相手をしようとするから、おかしくなる。
足の引っ張り合いや、嫌がらせは得意だろう。
ヨブ・トリューニヒトもバカな貴族の相手は、いささか辛かろう。
バカな貴族は予想の斜め上を行くからな。
利用するつもりが、かえって足を引っ張られる。
せいぜい馬鹿の相手を務めてくれ。
頼むぞ、ヨブ・トリューニヒト。
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