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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第151話】
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いよっ」

「……そうだな。危険は無いのか?近づいたら福音のビームが襲うとか」

「……大丈夫。もうエネルギーも殆ど無いみたいだし。……でも、このまま放置すると多分【最終形態移行(ファイナル・シフト)】まで行う可能性があるから」

「……成る程、そうなったら俺は少なくとも一夏と篠ノ之に責められるな」


 容易に想像出来る……篠ノ之が俺を責める光景が。

――何気にさっきまで落ち込んでいたからある程度反省するのかとも思ったんだがなぁ……。

 まあ今はそんな事を考えている場合じゃない。

 ここから眺めていても仕方がないので福音へとゆっくり近付いていく。

 その足音に気付いた福音は、顔を上げてごしごしと涙を拭った。


「ぐすっ……。おにぃちゃん、だぁれ……?」


 不安な表情を浮かべながら俺に問いかける福音。

 幼い少女の様な容姿を、涙で濡らしていたので罪悪感がわくが――。


「……お兄ちゃんは、さっきまで君を攻撃していたお兄ちゃん……だ」

「……ひっ……!?」


 正直に福音に告げると、福音の表情が恐怖の色に染まる。

 目は見開き、ガタガタと震え、腰が抜けたのかぺたんと座り――。


「……怖いよな?俺の事……」

「あ……あ…ぁ……ぅ……」


 声にならない様なうめき声をあげる福音に、俺の心は更なる罪悪感で埋め尽くされる。

 クサナギで殴り、天狼で斬り……ヤバい、流石にこれは……。

 今まで彼女にしてきた事を振り返ると、酷く胸が痛む思いだった。


「……お兄ちゃんが怖いなら、あのお姉ちゃんが替わりに話をするけど……?それか、もっと離れようか……?」

「ぁ……ぅ……ひっ……」

「……ごめんな、怖い思い沢山させて……」


 それだけしか言えなかった……。

 でも、その俺が謝った言葉が以外だったのか……目をぱちくりさせながら――。


「……いたいこと……もぅしない……?」

「え?……うん。痛いことしないし、誰にもさせないさ、これがな」


 言って、笑顔で応えると一瞬ビクッと身を震わせる福音。

 だが、少しだけ心を許したのかまだぎこちないが笑顔で返してくれた。

 そっと手を伸ばすと、やはり身を強張らせ、また痛いことされると思ったのかきゅっと小さな目を瞑った。

――だが。


「ぇ……?」

「……初めてだろ、多分こんな事されたの」


 頭を撫でられた事に、驚きの表情を見せる福音。

 最初は怖がっていて、痛いことされると思っていたようでまさか撫でられるとは思っていなかったようだ。



「おにぃちゃんの手……つめたぃ……」

「う?……悪い、
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